
点滴チューブに「排せつ物」を混入し入院患者を殺害したとして、看護師だった女が逮捕された事件。病院側が、事件当日、女に「不可解な行動」があったことを明かしました。
柏たなか病院 長谷川奉延 病院長
「当院が尊い命を守りきれず、心より深くお詫び申し上げ、ご冥福をお祈りいたします」
事件は“人の命を守る”はずの病院で起きました。逮捕されたのは現役の助産師、古川美由紀容疑者(51)です。
今年1月、当時、看護師として勤務していた「柏たなか病院」で入院していた会田栄次さん(当時75)の点滴の延長チューブに「排せつ物」を混入し殺害した疑いがもたれています。
犯行当時は准看護師の男性、そして、看護責任者として古川容疑者が夜間の当直を担当。
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午前4時前、准看護師が病室で異変に気付きます。前日まで会話ができていた会田さんの呼吸が浅くなり、苦しがっていたといいます。
会田さんはその後、死亡。会田さんの点滴のチューブの内部は茶色く濁っていました。
混入されていたのは「人の排せつ物」とみられ、警察によると排せつ物に含まれる細菌が血液に入ると死に至ることがあるといいます。
「便注入、死ぬか」
その後の捜査関係者への取材で、古川容疑者のスマホからこのような検索履歴があったことがわかりました。
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さらに、事件前後には古川容疑者が病室に入っていくところを准看護師が目撃。防犯カメラにも会田さんの容体が悪化する直前に病室に出入りするその姿が写っていたということです。
古川容疑者
「延長チューブに混入したことを否認します」
逮捕前の任意の聞き取りでも「全く知らない」と話していたということです。
事件を受けて、病院が会見を開きました。
柏たなか病院 福岡隆明 事務局長
「(古川容疑者について)『病棟でがんばってます』と、トラブルとかは特にありません」
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病院には1年ほど勤務していて欠勤等もなかったといいます。また、被害者とのトラブルも「現時点で確認していない」としました。
しかし、事件当日、古川容疑者に「不可解な行動」があったと明かしました。会田さんの容体が急変した際、チューブの変色を確認した職員は写真を撮ったうえで、それを滅菌カップという医療用の容器に入れて足元に置いたといいますが。
柏たなか病院 長谷川奉延 病院長
「容疑者に当該滅菌カップの所在を確認したところ、『スタッフステーションに移動させた』と」
古川容疑者が無断で移動させたといいます。その後、カップは発見されたものの。
柏たなか病院 長谷川奉延 病院長
「当該滅菌カップには、看護師長Bが写真撮影した変色とは異なる色の点滴ルート(チューブ)が発見されました」
警察が捜査を続けています。
