ジーティーアダマン(c)netkeiba 今週の日曜日は、小倉競馬場で小倉記念(GIII・芝2000m)が行われます。
15年以降の小倉芝2000mで開催された小倉記念(計10レース)では、馬体重500キロ以上の馬が[4-0-0-32]と好走率は低くなっています。前走の馬体重を見ても500キロ以上の馬は[3-0-0-32]となっており、データ対象の小倉記念での大型馬は苦戦する傾向にあると言えそうです。
このような傾向になっているのは、データ対象の小倉記念が小倉芝2000mで開催されていることが要因として考えられます。小倉芝2000mは1コーナーの終わりあたりから2コーナー過ぎまで下り坂となっています。ここで各馬に勢いがつきますので、後ろの馬が捲ってくるケースが多々あります。
ただでさえ小回りでタイトな競馬になりやすい小倉ですが、捲り合いのような形になると、さらにごちゃついてしまいます。そうなると大型馬はストライドを目一杯に伸ばすのが難しくなりますし、窮屈な競馬で本来の力を出し切れないために苦戦しているのでしょう。
今年の小倉記念はフルゲートの18頭立てで、舞台は小倉芝2000m。出走馬を見ると近走で捲る競馬をしている馬もいます。今年もごちゃついた競馬で大型馬の苦戦が予想されますし、前走の馬体重が500キロ以上の馬の取捨選択は慎重に行いたいところです。
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走馬体重500キロ以上(ただし、小倉芝で勝ち鞍のある馬は除く)
[0-0-0-20]複勝率0%
該当馬:ジーティーアダマン、テーオーソラネル、ナムラエイハブ
(過去の該当馬:19年アイスストーム2番人気11着、18年サンマルティン3番人気7着、17年バンドワゴン3番人気11着)
※特に言及のない限り、データは15年以降の小倉芝2000mで開催された小倉記念(計10レース)を対象にしています。
上位人気が予想されるジーティーアダマンが該当しました。
前走馬体重500キロ以上の馬でも馬券に絡む可能性はゼロではありません。ただし、馬券に絡んだのは小倉芝で勝ち鞍のある馬。小倉の芝で勝っているのはコース適性がある馬と言えますし、ごちゃついた競馬でも力を出せるタイプとも言えそうです。
一方、前走の馬体重500キロ以上で小倉の芝での勝ち鞍がない馬はすべて凡走。このような馬はごちゃつきやすい小倉の芝では本来の力を出し切れないタイプと判断できるかもしれません。
該当馬に挙げたジーティーアダマンは小倉での勝ち鞍どころか出走歴もありません。小倉の芝への適性は未知数ではありますが、これまでのレースを見ると、勝ち鞍を挙げたのは逃げた時や2番手からの競馬。どちらも馬群に包まれていない形でスムーズな競馬ができていました。
一方、前走は4コーナー手前から馬群が密集する中での競馬。直線では馬群を割るのにも苦労していたところを見ると、ノビノビと走らせた方が結果を残せるタイプなのかもしれません。しかし、今回は小回りの小倉でタイトな競馬になる可能性が高いですし、この馬には向かない条件と言えます。
近3走は馬体重500キロ以上で出走していることから、おそらく今回も500キロ以上での出走になるはずです。過去の傾向から人気ほどの信頼はできない1頭と言えそうですし、ここは本馬の評価を落とした馬券で勝負したいところです。
重賞レースの参考に、是非お役立てください。