周りの功労者を推薦できる!? あなたもできる「春秋叙勲の一般推薦制度」とは?「勲章・褒章」の違いも解説

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2026年07月20日 06:20  TOKYO FM +

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周りの功労者を推薦できる!? あなたもできる「春秋叙勲の一般推薦制度」とは?「勲章・褒章」の違いも解説
杉浦太陽と松井玲奈がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「杉浦太陽・松井玲奈 日曜まなびより」(毎週日曜 7:30〜7:55)。「学びと成長」をコンセプトに、毎回さまざまなゲスト講師をお招きして、明日の暮らしがもっと豊かになる情報や気になるトピックをひも解いて、今よりもちょっと成長することを目指す番組です。

7月19日(日)の放送テーマは、「身近な功労者に光を! あなたも推薦できる叙勲の候補者」。内閣府 賞勲局の本田啓一郎(ほんだ・けいいちろう)さんから、勲章・褒章の違いや叙勲の一般推薦制度について話を伺いました。


(左から)松井玲奈、本田啓一郎さん、杉浦太陽



◆勲章と褒章の違いは?

毎年4月29日(昭和の日)と11月3日(文化の日)に、国や公共のために功労のあった方などに対して「勲章」や「褒章」が授与されます。今年の春には、ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックのフィギュアスケート・ペアで金メダルを獲得した“りくりゅう”こと木原龍一さんと三浦璃来さんなどが「紫綬褒章」を受章し、大きな話題となりました。ちなみに、紫綬褒章は、科学技術分野での発明・発見や、学術、スポーツ、芸術分野で優れた業績を挙げた方に授与されるものです。

実は、勲章や褒章の受章者は著名人だけではありません。人命救助に尽力した方や民生委員、児童委員、保護司など、地域で長年にわたり活動を続けてきた方も数多く受章しています。その受章予定者数は、近年では春・秋合わせて勲章は約8,000人、褒章は約1,600人とされています。

では、そもそも「勲章」と「褒章」は何が違うのでしょうか? 本田さんは、「国や公共のために功労のあった方や、社会の各分野において優れたおこないのあった方などに対し、国として、その功績や業績を表彰するための“栄典制度”が設けられています。この代表的なものが勲章と褒章です。勲章は、その方の生涯を通じての功績を総合的に評価して授与されるものです。褒章は、特定の表彰されるべき事績があれば、その都度、授与されるものです。勲章制度自体は1875年、褒章制度は1881年に創設されました」と解説します。

そんな長い歴史のなかで、2003年と2016年の2度、制度の改正・見直しが実施されました。「褒章については、年齢にとらわれることなく、若くても表彰できるようになりました。また、自治会や民生委員、児童委員など、地域における複数の分野で活躍している場合、その功績を総合的に評価し、叙勲(※)の対象にできる仕組みを設けるなど、勲章や褒章が幅広く授与されるようになりました」と語ります。
※叙勲:国や社会のために大きく貢献した方に対して、国が勲章を授与してその功績をたたえる制度

さらに、勲章や褒章には、それぞれいくつか種類が設けられています。勲章は、大きく分けると「旭日章(きょくじつしょう)」と「瑞宝章(ずいほうしょう)」の2種類があります。このほかにも、さらに優れた功労のある方に授与される「大勲位菊花章(だいくんいきっかしょう)」や「桐花大綬章(とうかだいじゅしょう)」、毎年秋に発表される「文化勲章」などがあり、そのデザインは種類によって異なります。

褒章には、功績に応じた6種類の褒章が定められています。デザインは円形のメダルで、種類ごとに「綬(じゅ)」と呼ばれるリボンの色が異なります。なお、勲章・褒章のデザインについては、内閣府のWebサイトで確認できます。

◆あなたもできる「一般推薦制度」

実は、春秋叙勲には一般推薦制度が設けられていることを知っていますか? 通常、叙勲の候補者は各府省庁から推薦され、審査を経て決定されますが、「各府省庁は通常、都道府県・市町村や関係団体から推薦された方のなかから候補者を選考するので、この方法だけでは、必ずしも功労者を十分に把握できないこともあり得ることから、2003年に一般の方から推薦を受け付ける一般推薦制度が設けられました」と本田さんは説明します。

推薦にあたり、“国家または公共に対して功労のある方”を要件とし、年齢が「70歳以上の方」または「人目につきにくい分野で長年にわたりご尽力された方や、精神的または肉体的に著しく労苦の多い業務に励んだ55歳以上の方」が対象になります。

また、勲章はその方の生涯にわたる功労を総合的に評価して授与されるものです。そのため、一般的には、それぞれの活動が一定の期間にわたっていることが必要です。求められる活動期間は経歴によっても異なりますが、最も短い場合においても、おおむね20年の活動歴が必要とされています。

なお、一般推薦制度は叙勲を対象とした制度ですが、審査を経て「この方は勲章ではなく褒章が適当」とされた場合には、褒章が授与されるケースもあります。推薦書の様式は内閣府のWebサイトで公開されています。

改めて、本田さんは「勲章や褒章は、長年にわたって地域や社会を支えてこられた方、普段はあまり目立たないところで尽力されている方など、公共に対して功労のある方を国として称えるために授与されるものです。一般推薦には受付期限を設けていませんので、皆さんの周りに『春秋叙勲の候補者としてふさわしい』と思う方がいましたら、ぜひ推薦していただければと思います」と呼びかけました。

番組のエンディングでは、杉浦と松井が今回学んだ「勲章」「褒章」「一般推薦制度」について復習。2人が特に注目した点をピックアップして発表します。まず松井は“勲章の一般推薦制度 知っていますか?”と注目ポイントを挙げます。続いて、杉浦は“あなたの周りにもきっといるはず 叙勲の候補者”とスケッチブックに書き、「勲章や褒章について詳しく知りたい方は、政府広報オンラインの『勲章のはなし 国が功労を表彰するということ』をご覧ください。さらに、叙勲の一般推薦については、内閣府の『春秋叙勲の候補者としてふさわしい方の推薦について』をご覧ください」とコメントしました。


(左から)松井玲奈、杉浦太陽



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<番組概要>
番組名:杉浦太陽・松井玲奈 日曜まなびより
放送日時:毎週日曜 7:30〜7:55
パーソナリティ:杉浦太陽、松井玲奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/manabiyori/
番組公式X:@manabiyori_tfm

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