「散らかし放題の夫と子にキレた!」家族が自分でやり始める“片付けルール”の結論<漫画>

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2026年07月20日 16:20  女子SPA!

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女子SPA!

『私だけが頑張る片付けはもうごめんだ』(おぐらあんこ著。オーバーラップ)より
 片付けたのに、秒で散らかる。6人家族で、ペットの犬と猫が一匹ずつ。連日聞こえるのは「お母さん、あれどこ?」「お母さん、あれ知らない?」。イライラは常にMAX!……他人事とは思えませんね。

『私だけが頑張る片付けはもうごめんだ』(おぐらあんこ著。オーバーラップ 2026年5月)は、漫画家のおぐらあんこさんが綴る、魔窟部屋脱出体験記です。

〈片付けても5分で床がジャングル化〉というおぐら家(〈 〉は同書から引用、以下同)。あんこ(38歳)、ダンナ(37歳)、長男イチ(10歳)、次男ニイ(8歳)、双子の姉サン(3歳)、双子の弟シイ(3歳)、ペットの犬と猫。人物相関図を見ただけで、片付けは無理では? と失礼ながらため息をつきたくなります。

 が、あんこさんが目指したのは〈映えなくてもいいから、家族全員ができる片付け〉。これってまさに、私達の理想ではないでしょうか。

 その「家族全員ができる片付け」を少しずつ実現していったノウハウが、漫画に描かれているのです。

◆オシャレじゃなくてもいい、スッキリさせたい

 なぜ片付かないのか。それは、ものを出しっぱなしにするから。ではなぜ出しっぱなしにするのかといえば、しまう場所がわからないから。

 あんこさんがたどりついたこたえが、見える化収納。文房具などのよく使うものと、綿棒や耳かきなどの時々使うものを分け、それぞれ箱にイン。すぐしまえる場所に設置するのがポイントです。

 分け方はざっくり、でOK。特に子供が幼い間は〈分類はハードルが高い〉。床に放置ではなく、ものに場所を与える、という発想が、子供達にもなじみやすいのでしょう。

 題して〈出しっぱなし片付け〉。確かに、映え要素は少ないですが、コンパクトにまとまりますし、あちこち探す手間も省けるのです。

◆ジッパー付き保存袋が役に立つ!

〈出しっぱなし片付け〉は成功したものの、箱の中でものが迷子になる事件が勃発。とりわけ〈塗り薬とか爪切りとか細々したお手入れ用品がどっか行きがち〉。

 仕切りをすると、今度は入るものに限りが出てきます。結果、しまえなくてそのへんに放置、という元の散らかり状態が復活してしまう可能性も。そこであんこさんがひらめいたのが、ジッパー付き保存袋です。

 大、中、小、極小、と保存袋の大きさによって、しまうもののテーマを変えていきます。たとえば〈小サイズは小学生の給食用マスク〉〈中サイズは書類印鑑セット〉など。

 爪切りや塗り薬は、人によって使う場所も時間も異なります。これらを保存袋に保管することで、袋ごと持ち歩き、袋ごとしまう、という流れが完成。透明なので見やすく、なくすこともありません。保存袋のサイズやデザインも多種多様なので、楽しみながら部屋がキレイになります。

◆布物を攻略せよ

 脱いだら脱ぎっぱなし、気づくと床が布物まみれ。おぐら家のリビングは2階で、洗濯機と脱衣カゴが1階という間取り。どうしたって、服を持っていくのはめんどうになりがちです。悩んだ末に、あんこさんが採用したのが〈折りたたみランドリーボックス〉です。

 大容量でありつつ、折りたためば超コンパクト。使用しない時は壁にかけたり、隙間にしまえて邪魔になりません。夕方に登場させて〈脱いだものはココに入れてね〉で、子供達は素直に従ってくれます。やはり、どんなものにも帰る場所が必要で、入れ物を設置するのは大切なのです。

◆片付けは人生そのもの

 片付けは、捨てる行為でもあります。あんこさんも、もともとは捨てられないタイプ。転機となったのが〈遺品整理〉でした。

 そもそも、人によって片付けの感覚もレベルも違います。自分だけが片付け担当、から、家族全員が協力体制、に至るまで、本書には学ぶべき項目がたくさんあるのです。

<文/森美樹>

【森美樹】
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx

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