小倉記念Vのゼンダンハヤブサ 小回り適性は母方から受け継ぐ

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2026年07月20日 20:00  netkeiba

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ゼンダンハヤブサ(c)netkeiba
【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆血統で振り返る小倉記念

【Pick Up】ゼンダンハヤブサ:1着

 父スマートオーディンは、本馬と同じく新冠町のスカイビーチステーブルの生産馬。現役時代に京都新聞杯、東京スポーツ杯2歳S、阪急杯、毎日杯と4つの重賞を制覇しました。

 父系はスマートオーディン→ダノンシャンティ→フジキセキ→サンデーサイレンスとさかのぼります。サラブレッド血統センターの平出貴昭さんによると、サンデーサイレンスを4代父に持つ馬が重賞を勝ったのは初めてとのことです。

 スマートオーディンは父がサンデー系、母の父がアルザオ、2代母の父がバステッド系ですから、ディープインパクトと似た部分が目につきます。競走実績があり、配合的にもおもしろいので、チャンスに恵まれれば結果を出せる種牡馬なのかもしれません。2021年から種牡馬入りし、昨年までの5年間に54頭に種付けしました。種付け料は1〜5年目が20万円、6年目の今年は30万円です。

 母オーガストウェイの全兄ミステリアスライトは、福島記念5着など小回りコースを得意としました。ゼンダンハヤブサの小回り適性は主に母方から受け継いだものでしょう。

◆血統で振り返る函館2歳S

【Pick Up】フェリチタ:1着

 父タワーオブロンドンは、現役時代にスプリンターズSを制覇したほか、セントウルSと京王杯SCでコースレコードを樹立したスピード馬。

 現4歳の初年度産駒から、パンジャタワー(NHKマイルC、京王杯2歳S、キーンランドC)、レイピア(オーシャンS2着、シルクロードS2着、函館スプリントS3着、葵S3着)、アーリントンロウ(小倉2歳S3着)、2年目の産駒からスターオブロンドン(函館2歳S5着)、3年目の産駒から本馬を出しました。

 芝で挙げた28勝のうち19勝を1200mで挙げており、母スノーパインがイギリス産馬だけあって北海道シリーズの洋芝を得意としています。

 タワーオブロンドン産駒は芝の良馬場の連対率が12.9%で、重馬場は16.1%。力の要る馬場は苦にしない傾向があります。

 本馬は新ひだか町の前田ファームの生産馬ですが、父がタワーオブロンドン、2代母の父がマキャヴェリアンなので、ダーレー的な匂いのする配合です。父の代表産駒パンジャタワーは、母がマキャヴェリアン3×3ですから、本馬とよく似ています。

 母方にマキャヴェリアンを持つタワーオブロンドン産駒は、連対率17.4%、1走あたりの賞金額377万円。父の全体成績は12.8%、131万円ですから、これを大幅に上回っています。函館2歳Sの前日に福島でロイヤルスパイアが1勝クラスを勝ちました。相性のいい組み合わせです。

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