河内洋調教師がSS産駒で重賞初制覇 08年関屋記念をプレイバック

0

2026年07月21日 08:00  netkeiba

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

netkeiba

08年の関屋記念はマルカシェンクが制した(08年8月撮影、ユーザー提供:ショウナンナンバーさん)
 ジョッキーとしてJRA通算2111勝を挙げた河内洋元調教師だが、トレーナーとしての船出は決して順風満帆ではなかった。開業初年度は僅かに4勝。それでも2年目は19勝、3年目は24勝と着実に成績を伸ばし、迎えた4年目、遂に悲願の重賞初制覇を果たす。今回は、その記念すべき08年の関屋記念を振り返ろう。

 主役を務めたのはマルカシェンクだった。2歳時に無傷の3連勝を飾り、クラシック候補と騒がれたサンデーサイレンス産駒。しかし、3歳以降は度重なる故障に泣かされ、物足りないレースが続いた。瀬戸口勉厩舎の解散に伴って4歳春に河内厩舎へ転厩すると、さらに腸捻転で長期休養を余儀なくされる。それでも5歳となって復帰戦のニューイヤーSで2年2カ月ぶりの勝利を挙げると、軌道に乗って重賞でも好走。リフレッシュ放牧を挟み、関屋記念に駒を進めた。

 単勝2.1倍の圧倒的1番人気に支持された一戦、マルカシェンクは横綱相撲を見せた。主戦の福永祐一騎手を背に後方で脚をためると、直線で大外から強襲。残り200mで先頭に立つと、内で食い下がるリザーブカードを振り切り、1馬身差をつけてフィニッシュ。力の違いを見せつける完勝で、待望のタイトルをつかみ取った。

 この勝利はマルカシェンクにとって05年のデイリー杯2歳S以来、実に2年10カ月ぶりの重賞制覇だった。そして河内調教師にとっては延べ31頭目の重賞挑戦でようやく手にした悲願の初タイトル。開業から4年、当時53歳のトレーナーにとって忘れられない1勝となった。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定