昌信洞文具・玩具市場(撮影:二俣愛子)こんにちは。韓国在住ライターの二俣愛子です。
【写真】パキパキと快感…ワックスボールを割る前と割った後今回は、今韓国で最もホットで社会現象にもなりつつある「スクイーズ」についてご紹介。
「スクイーズ」は、日本でも人気で中毒になっている方までいらっしゃるとニュースサイトで拝見しましたが、ここ韓国でも熱狂的な人気を誇っています。
韓国・ソウルには「スクイーズ」が格安で購入できるおもちゃ市場があり、週末に子どもと一緒に訪れてみたので、レポートしていきます。
■スクイーズ、そもそもなぜ人気に!?
スクイーズは、韓国語では「スクィシ」や「マルランイ」と呼ばれています。もともとは子どものおもちゃとして登場したもので、うちの子どももスライムと同じくらいの熱量で「買って!買って!」といつもせがまれるアイテムでした。しかし、今では大人もハマっているというのが現状。
少し前までは、以前この連載でも取り上げたキーキャップ(キーボードキーホルダー)が人気でしたが、最近はYouTuberたちもこぞってスクイーズやスライムを取り上げてASMR動画をアップしています。こういったインフルエンサーの影響とともに、キーキャップと同様、かわいくてストレス発散にもなるという要素が、ただの子どものおもちゃにとどまるのではなく、大人をも魅了している理由なのではないかなと。
■圧倒される!おもちゃ市場は原宿・竹下通り並みの人だかり!
地下鉄1号線・東大門と地下鉄1,6号線・トンミョ駅にまたがる小さな通りに位置する「昌信洞 文具・玩具市場」。ここが今スクイーズの名所としてホットな場所になっています。
ここの魅力はなんと言っても安さ。一般的なお店で販売されているスクイーズの価格帯は、4000〜1万5000ウォンほどですが、市場では一番安いもので1500ウォンから高いものでも8000ウォン程度で購入できます。
写真のように店舗に群がる人・人・人!実際に訪れてみると、狭い通りに人がぎゅうぎゅうで子どもが迷子にならないように見張っているのが大変でした。そして同時に子どもよりも大人が圧倒的に多いということにもびっくり!
また、この日は比較的涼しい日(26〜27度ほど)だったのにもかかわらず、この市場の人だかりのせいでかとても暑く、日傘や冷却バンド、ミニ扇風機なども持ってくればよかったと後悔。
肝心の店舗は、どの店舗も似たり寄ったりで、店頭には大量のスクイーズが並べられていて、店内では文房具やおもちゃが売られているのですが、店内に訪れるお客さんはほとんどおらず、店頭のみがにぎわっているという店舗も。
しかし、よく見るとスクイーズの品ぞろえが店舗によって違ったり、同じものでも店舗によって若干価格が異なっていました。
10〜20代の女の子や、30代のカップルも目立ち、みなそれぞれにお目当てのスクイーズがあるようで「これ、ありますか?」と店主に質問していました。
■手作りスクイーズを販売するハンドメイド作品も!
人だかりができているところにたどり着くと、そこは店主がすべてハンドメイドで制作したというスクイーズが小さなパラソルの下で販売されていました。
キャラクターのコピーがメインだったので大きな声でおすすめはできませんが、本家本元にはないものなので子どもも大興奮。ここは、7000ウォン〜とほかとは違い少しお値段が張っていました。それでも“ほかにないもの”を求める大人女子たちでにぎわっていました。
■人気バラエティ番組に出演した店舗は入店できないほど!
韓国の人気バラエティ番組「私は一人で暮らす(ナホンジャサンダ)」に登場した店舗「スンジンワング」は黄色い看板が目印。
こちらの店舗はもともと市場でも大きくて有名なおもちゃ屋さんですが、店頭にはご多分に漏れずスクイーズが。種類も豊富で、価格も他より少し安かったです。
ここは店内もとんでもないくらい人で溢れていて、入口に立った瞬間に踵を返しました(笑)。
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■今回の戦利品はコレ!
子どものピックアップで購入しました。左のドーナツ型のものは「ワックスボール」といって、外側はワックスで硬いものに覆われているのですが、中はカラフルな粘土のようなもので、これをバキバキと割りながらクレイと混ぜ合わせるというアイテムです。YouTuberたちはASMR動画としてこの割る瞬間をよくアップしています。価格は3500ウォンでした。
以下は別のワックスボールですが、左がビフォー、右が割ったあとのアフターです。
中央はキーホルダー付きのスクイーズでプリンのようにトロトロとした触感が不思議ないちごの形のもの(2500ウォン)。ほかにも、オレンジやレモンなどもありましたよ。
右側は、子どもが一番のお気に入りは、小さな緑カメと四つ葉のクローバーが入ったもので、触感はほかの物に比べて硬めです。市場の入り口近くで購入して価格は3500ウォンでしたが、別の店舗では3000ウォンで売られているのをこっそりと横目で確認。自分のお小遣いで買った子どもには内緒です。
スクイーズと一言で言ってもアイテムによって触感が全く違い、デザインはもちろんのこと、そのジャンルの多さにも驚かされました。どのお店にも店頭にはサンプルが置いてあるので、実際に触って試してみてから購入できます。
■韓国はまさにトレンド王国!
少し前まではここにキーキャップが並んでいたのに、あっという間に別の商品で埋め尽くされ、それに熱狂する人たちを目の当たりにして韓国のトレンドの移り変わりの早さや「トレンド」が持つ影響力にただただ圧倒されました。スクイーズブームは一体いつまで続くのか、次はどんなものが「トレンド」になるのか。韓国は、これだからおもしろいです。