パート年収が180万円の場合、将来、年金をいくらもらえますか?【2026年度】

1

2026年07月25日 20:30  All About

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

All About

年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、年収180万円のパートとして働いた場合、将来受け取れる年金額について解説します。※サムネイル画像:PIXTA
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

今回は、年収180万円のパートとして働いた場合、将来受け取れる年金額について解説します。

Q:パート年収が180万円の場合、将来、年金をいくらもらえますか?

「年収180万円のパートとして働いています。このまま働き続けた場合、将来65歳から受け取れる年金はどのくらいになりますか?」(20代)

A:65歳から、年額124万1900円(月額約10万3492円)の年金を受け取れる見込みです

厚生年金の加入期間がある人は、原則65歳になると老齢基礎年金に上乗せして老齢厚生年金を受け取れます。相談者のように、一定の加入要件を満たして厚生年金に加入しているパートの人も対象です。

今回は、2026年(令和8年)時点で23歳(2003年(平成15年)1月生まれ)の方が、22歳から60歳になるまでの38年間(456カ月)、年収180万円(平均標準報酬額15万円)で厚生年金に加入したケースで試算します。

また、厚生年金に加入するまでの20歳から22歳までは国民年金に加入し、未納期間や免除期間はないものとします。この場合、老齢基礎年金は満額の84万7300円(2026年度(令和8年度))が受け取れます。

老齢厚生年金の受給額は、加入期間によって計算方法が異なります。相談者は加入期間が全て2003年(平成15年)4月以降となるため、次の計算式を用います。

老齢厚生年金(報酬比例部分)の計算式

平均標準報酬額×5.769/1000×2003年(平成15年)4月以降の厚生年金加入期間(※)

※従前額保障による計算方法です。スライド率などは考慮していません。乗率は昭和21年4月2日以降生まれの人に適用されるものを使用しています。平均標準報酬額とは、毎月の給与や賞与をもとに算出される、年金額を計算するための基準となる金額です。

相談者の年金額を計算してみましょう。

【1】老齢厚生年金(報酬比例部分)
15万円×5.769/1000×456カ月≒年間39万4600円

【2】老齢基礎年金
年間84万7300円

【3】年間の年金額
39万4600円+84万7300円=年間124万1900円

したがって、38年間、平均して年収180万円で厚生年金に加入した場合、65歳から受け取れる年金額は、およそ年額124万1900円(月額約10万3492円)となります。

※現在の制度をもとにした試算であり、将来の年金額を保証するものではありません。
※経過的加算は考慮していません。
※年金額・給与額はいずれも額面で計算しています。
※生涯を通じて平均年収180万円で厚生年金に加入した場合の試算です。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

    前日のランキングへ

    ニュース設定