インタビューに応じるNTTドコモ・フィナンシャルグループの広井孝史社長=28日、東京都千代田区 NTTドコモ傘下の金融統括会社NTTドコモ・フィナンシャルグループ(FG)の広井孝史社長は29日までにインタビューに応じ、銀行機能など金融サービスの法人向け外販を強化する考えを示した。提供先はポイントサービスなどを強化したい地方銀行や、交通など厚い顧客基盤を持つ業種を想定。「ドコモ経済圏ではない、パートナーの顧客を間接的に取り込める」と狙いを強調した。
7月1日に発足したドコモFGは、住信SBIネット銀行(8月にドコモSMTBネット銀行に改称予定)やマネックス証券を傘下に置く。すでに、日本航空などに銀行機能を提供。導入企業は銀行やポイント付与機能を活用することで「ユーザーを囲い込みができる」とメリットを説明した。
8月から、ドコモ販売店で口座開設などの銀行サービスを順次始める。大手銀などが店舗の統廃合を進める動きとは逆行するが「(ネット取引の)敷居を高く感じる人と、対面で話せるのは大きな武器」と指摘。さらに「携帯市場が成熟して苦しい店舗にとっても新しい収益機会となる」と述べた。
既存の金融関連アプリの改良も進める。将来的には決済アプリ「d払い」をさまざまなサービスを一つのアプリで完結できる「スーパーアプリ」に発展させる方針を示した。