名牝トゥザヴィクトリーが待望の重賞初制覇 00年クイーンSを回想

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2026年07月30日 08:00  netkeiba

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トゥザヴィクトリー(C)netkeiba
 金子真人オーナーと池江泰郎厩舎。この黄金タッグを語る上で、真っ先に思い浮かぶ馬はディープインパクトだろう。しかし、その歴史に最初のGIタイトルを刻んだのは、名牝トゥザヴィクトリーだった。01年のエリザベス女王杯では、武豊騎手の大胆な後方待機策から鮮やかな差し切り。5着までが0秒1差の歴史的名勝負として語り継がれている。今回はその名牝が重賞初制覇を果たした00年のクイーンSを振り返る。

 トゥザヴィクトリーは父サンデーサイレンス、母フェアリードール、母の父Nureyevの血統。3歳春は牝馬クラシック路線を歩み、桜花賞で3着、オークスで2着。秋こそは戴冠が期待されたが、秋華賞では1番人気で13着に終わった。それでも4歳となると再び重賞戦線で好勝負を演じ、自身初の洋芝となるクイーンSに駒を進めた。

 単勝1.8倍の圧倒的1番人気に推された一戦、トゥザヴィクトリーは前走のマーメイドSに続いてハナを切った。テン乗りの藤田伸二騎手に導かれ、前半1000mは59秒5のマイペース。黄色のシャドーロールを揺らしながら直線に向くと、鞍上の右ムチに応えて加速した。最後はただ1頭、外から伸びたエイダイクインに詰め寄られたものの、クビ差抑えてゴール。7回目の挑戦で遂に重賞ウイナーの仲間入りを果たしたのだった。

 この勝利を弾みに、続く府中牝馬Sも快勝し、年末の阪神牝馬特別では重賞3勝目をマークした。さらに5歳時にはドバイWCで世界の強豪相手に2着と歴史的快走。そして秋のエリザベス女王杯で悲願のGI初制覇を果たした。金子真人オーナーと池江泰郎厩舎の黄金時代。その幕開けを告げた一戦が、00年クイーンSだったのである。

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