写真 「ヘルスニット(Healthknit)」が、2027年春夏展示会を開催した。1900年にアメリカ・ノックスビルで創業した老舗カットソーブランドながら、パリの展示会に出展した日本製アイテムが海外バイヤーから強い支持を受けているという。
同ブランドは、パリファッションウィークと同時期に開催されている展示会「ウェルカムエディション(Welcome EDTION)」に以前から出展していたが、日本製のアイテムを求める海外バイヤーの声が多かったためニーズに応える形で製品化を実現し、好評を得ているという。既にイタリアやイギリスのショップが取り扱っており、今後は他の欧州諸国やアジアでの販売拡大を目指す。「パリは世界中から集まるバイヤーに見てもらえる場所」(ブランド担当者)と位置付けており、これからも同展示会への出展を続けるほか、日本製アイテムの拡充も進めるとしている。
日本製シリーズは、アメリカから生地を輸入し、日本国内で染色と縫製を行っている。縫製にはアメリカの老舗ミシンメーカー「ユニオンスペシャル(UNION SPECIAL)」の1960年代製のヴィンテージミシンによるフラットシーマ(縫い代を平らに押さえる縫製方法)を使用。クルーネックの襟には、高い技術が求められるダブルバインダー仕様を採用している。
同じく日本製のスウェットの製造は、アメリカ国内では現存する機械がほぼないとされる、1960年代の編み機を使用している。生地は丸胴仕様で、袖口のリブも縫い目のない丸編み構造を採用。製品染めを施すことで、着込むほどにフェード感が増し、古着のような表情が生まれるのが特徴だという。
また、「トンプキンス(TOMPKINS)」と呼ばれる編み機を使ったシリーズも展開する。元々アメリカで使われていた1960年代の編み機だが、現在この編み機は世界で中国にしか残っていないとされる。低速で編み上げることで、独特の柔らかい風合いが生まれる。パッケージには、ヴィンテージを再現したデザインを採用している。
その他、アメリカ製の顔料染めTシャツや、風が抜けることで高い涼感を得られる綿100%のメッシュ素材のフットボールTシャツ、1960年代のビーチウェアを再現したパイルボーダーシリーズなどの新作をラインナップする。