
実はそう思っている人ほど、あっさり不倫への第一歩を進めるもの。逆に「一度くらい不倫してみたい」などと普段から口にしている人は、案外いつまでも何も起こりません。
不倫のはじまり方と終わり方には、特有の傾向があります。しかも夫(男性)と妻(女性)でそのパターンは異なります。
今回は「妻」の不倫について、はじまりのきっかけと、終わりを迎える典型的なケースについてまとめてみました。妻に不倫されたくない夫、不倫の世界に興味のある妻はしっかり読んでください。現実はドラマのように楽しめるわけではないのです……。
堕ちるのは「恋」ではない
不倫の相談を受けていて痛感するのは、相手が特別に魅力的だったからはじまった、というケースがほとんどないことです。同じ人に3年前に出会っていたら、たぶん何も起きていません。不倫がはじまるのはタイミングが9割。生活に「隙間」ができたときです。
子どもの手が離れた。
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褒められることも、ましてや口説かれることも皆無。
夫からの愛情が感じられなくなった──その虚しい日々に「たまたま」接近した「彼」が、運良く(運悪く)不倫相手となってしまうのです。
不倫は原因(相手)ありきで起こるのではなく、結果(タイミング)です。堕ちたのは、恋ではなく隙間。しかし多くのロマンチストは「運命の人に出会ってしまった」「出会うのが遅過ぎた」などと勘違いします。
「進んではならない」理性と「バレたら大変なことになる」罪悪感のせめぎ合いも、恋心にとっては燃料となります。心理学でいうところの「カリギュラ効果(※)」です。
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不倫が終わるのは、バレたときではない
不倫経験のない人ほど「不倫は(夫に)バレない限り続く」ものと思いがち。しかしほとんどの不倫は、夫にバレるよりも前に、静かに終わります。不倫が終わるきっかけは、その関係が「日常」になったとき。非日常だからこそ燃える関係だった不倫相手に対し、過去の恋愛で抱いたような「つまらない悩み」が生じたとき。
LINEの返信が遅くて悶々とする。
会えない日が長くなり気持ちがクールダウンする。
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非日常の恋が「楽しさ」ばかりでなくなった瞬間、不倫は終焉のカウントダウンを刻み始めます。
あるいは、こちら側の「日常」に変化が訪れたとき、不倫は切り捨てる対象へと変化します。
転勤、転居、昇進、子の受験、どちらかの親の介護、パートナーの病気や事故。
どちらの日常にも組み込まれていない不倫という関係は、生活を優先すべきシチュエーションになったら、真っ先に整理しなければなりません。
互いの日常に変化がなく退屈なときだからこそ、不倫は「つまらない生活に必要な潤い」として妻の心を支えます。だけどやはり一番大切なのは「家庭」です。
ただし、大切なのはあくまで「家庭」「家族」であり、「夫」そのものが大切とは限りません……。
現実逃避するよりも「現実」を変えよう
「ちょっとの浮気くらいなら」と画策している人妻の方もきっといることでしょう。そんなあなたに、ひとつだけ大事な忠告をします。「ちょっと」で済むほど計算し尽くすことができるなら、それは恋ではなく割り切った「遊び」の範疇(はんちゅう)です。しかしあなたが遊びのつもりでも、相手は本気になってしまうかもしれません。
恋心とは厄介なもの。相手もあなた自身も、コントロールすることは困難です。
だからこそ、はじめる前から「終わり方」を想像してください。
特定の誰かと不倫関係になったら、どうやって終わらせるのがベストか。もし夫にバレたら何を失うのか。失うものを紙に書き出してみて、少しでも躊躇(ちゅうちょ)する気持ちがあるならば、今は踏み出すタイミングではありません。
あなたが心の奥底で望んでいるのは、夫以外の相手との恋愛(不倫)ではありません。ただ「女として扱われる時間」です。
それは髪形を変えることでも、新しい仕事や趣味を始めることでも、夫に素直な気持ちと今の不満をぶつけてみることでも、手に入る可能性があります。
不倫は、あなたの欲求を満たす手段の中でもっとも手っ取り早く、もっともリスクの高い選択肢です。しかも不倫をしたところで、あなたが抱える根っこの問題(夫婦関係)は、何1つ解決しません。逆に「離婚になるかもしれない」可能性を高くするだけです。
つらい(かもしれない)現実は、逃げるより向き合う方がずっと建設的。不倫の恋に堕ちたあかつきには後先など考えられなくなりますから、理性を保てる今のうちに、日常を楽しく変える方法を前向きに模索しましょう。現実を楽しくするもつまらなくするも、自分次第なのです。
(文:島田 佳奈(恋愛ガイド))

