
退職を申し出た際、上司から引き留められたり、退職日の調整を打診されたりすることは珍しくない。しかし、その裏に上司の呆れた自己保身が隠されていることもあるようだ。
投稿を寄せた神奈川県の60代女性は、システムエンジニアとして働いていた頃に遭遇した、「セクハラ体質の上に卑怯」な上司とのエピソードを振り返った。(文:篠原みつき)
「12月末じゃなくて1月にすれば年休で一ヶ月休んで給料がもらえる」
女性の上司は、普段から不快な行動をとる人物だったという。
「書類を出すとその手を握るような人だったので」
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日常的にセクハラ行為を受けていた女性は、転職を決意して退職を伝えた。最初は慰留されたというが、やがて上司は不自然な提案をしてきた。
「12月末じゃなくて1月にすれば年休で一ヶ月休んで給料がもらえる」
一見すると部下の有給消化を思いやった提案にも聞こえる。しかし、女性は「そんな変な辞め方は嫌だ」と直感的に拒否し、当初の予定通り12月末での退職を貫いた。
自分の「マネジメント能力」が問われないための工作
その後、上司がなぜあのような提案をしてきたのか、呆れるような事実が発覚する。
「その上司は異動が決まっていて、次の人に自己都合退職の部下をカウントさせる気だったと分かりました」
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部下が退職すると、直属の上司は「マネジメント能力が問われる」ことになる。元上司は自身の評価に傷がつくのを避けるため、自分が異動した後の「1月」に女性を退職させ、後任の上司の責任になすりつけようと画策していたのだ。
自己保身のために部下の退職日すらコントロールしようとした元上司に対し、女性は
「セクハラ体質の上に卑怯者だと思いました」
と怒りと軽蔑をあらわにしている。
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