フェスティバルヒル(c)netkeiba 秋のGI戦線を目標とする牝馬にとって重要なステップレース。紫苑Sが重賞となる前は3歳馬の健闘が目立つレースだったが、近年では出走頭数が減ってしまった。それでも斤量に恵まれた実力馬が出走してきた場合は無視できない。札幌競馬場芝1800mコースは1周1640.9m(Aコース使用時)のコースを、スタンド前から発走してコーナーを4回まわり、最後の直線は266.1m。器用に立ち回れることが好走の条件ともいえる。札幌で行われた過去10回で1番人気馬は[4-2-1-3]だが、5番人気以下の連対も8回あって一筋縄では収まっていない。
◎フェスティバルヒルは昨秋のファンタジーS優勝馬。このレースは前後半の3ハロンが35.3秒〜34.0秒とスローペースからの瞬発力比べ。やや立ち遅れ気味のスタートだったが、そのままインコースで脚を溜め、最後は狭いところを割って出るように伸びて、3頭がタイム差なしのままゴールへと飛び込む激戦を制した。前走の桜花賞は見せ場なく負けてしまったが、骨折明けでやや急仕上げだったかもしれない。新潟2歳Sではリアライズシリウスに離されたもののタイセイボーグとはハナ差。52kgなら侮れない。
〇エリカエクスプレスは昨年の秋華賞2着。このレースは前後半の半マイルが47.7秒〜47.0秒。ゆるみのないペースに持ち込み、消耗戦に持ち込んだが、最後はエンブロイダリーの決め手に屈する形となった。キャリア1戦で挑んだフェアリーSをレコード勝ちし、桜花賞では1番人気に支持されたほどの素質馬。逃げ脚質ゆえに目標にされてしまうようなところはあるが、今年に入って中山牝馬S4着、ヴィクトリアマイル4着とゴール前まで見せ場を作っている。小回り、平坦の札幌競馬場なら怖い1頭だ。
▲ココナッツブラウンは昨年の2着馬。やや出遅れたこともあって、前が飛ばす澱みのない流れを後方待機。最後はインコースを付いたため、やや追い出しを待たされるようなシーンもあったが、鋭く伸びて2着。続く札幌記念は逆にスローペースからの決め手比べの流れとなったが牡馬に交じって2着と健闘した。それらを含め札幌、函館の洋芝コースでは[2-3-0-0]。今年に入って小倉牝馬Sは0.1秒差3着で、ヴィクトリアマイルも0.5秒差5着。得意な舞台で重賞初勝利を狙う。
△コガネノソラは一昨年の優勝馬。今シーズンは福島牝馬Sを好タイムで勝利し、府中牝馬Sはトップハンデの56.5kgを背負い、大外を回りながら0.8秒差5着。最後までしっかりと伸び続けており、着順、着差から受けるイメージほど悪い内容ではなかった。改めて狙いたい。
あとは一昨年の2着馬△ボンドガールと、中山金杯2着△アンゴラブラック。穴で一考は巴賞優勝馬△ヴーレヴー。