《ラーメン店と焼き肉店の倒産が過去最多》物価高だけではない、同じ”最多”でもまるで違う「原因」

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2026年08月03日 07:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

ラーメンと焼肉、どちらも人気グルメだが倒産理由は単純な物価高ではなさそうで…(写真はイメージです)

「注目されがちな業種なので、目立って報じられますが、倒産の実情はちょっと違うのかなと思います」

 そう話すのは、東京都内で複数のラーメン店を経営する男性。

「東京商工リサーチの発表によると、'26年上半期のラーメン店の倒産件数が過去最多を記録。また、'25年度1年間において焼き肉店の倒産件数も過去最多を更新しました」(外食ジャーナリスト)

 国民食といえるラーメンだが、今は“キツい”のか。

ラーメン店は人手不足で倒産増

「もちろん昨今の物価高は非常に大きい。麺の原材料となる小麦を筆頭とした材料費に水道・光熱費……。外食大手だけでなく、コンビニやお菓子なども値上げや量を少なくしている時代ですから」(前出・ラーメン店経営の男性、以下同)

 “1000円の壁”などといわれてきたラーメンの値段だが、今やその値段のラーメン店は少なくない。

「ことラーメンにおいて都心・都会であれば1000円でも受け入れられやすいですが、地方などはまだまだ。また大手の値上げは“まぁ仕方ない”と受け取られがちですが、個人店はなかなか難しい。長年、数百円でやってきた街のラーメンを1000円にするのは、より覚悟が必要ですから」

 ラーメン店は“人手不足”による倒産が前年同期比25%増となっている。

「うちは都内ですが、時給を上げても応募はほぼ外国人の方。細かい注文も対応でき、仕込みから任せられる優秀な人も少なからずいて、店長候補になってくれる人もいますが、一定期間で辞めていく人も少なくない。教育をしてもなかなか続けてくれない悩みもあります」

 ラーメン店の場合は、売れなくなったわけではなく、材料や人員の確保に難が生まれ、倒産に至ったケースが多かった。一方、焼き肉店は事情が異なる。

「焼き肉店はコロナ禍以降の営業不振が大きいでしょう」(前出・外食ジャーナリスト、以下同)

 コロナ禍のころ、焼き肉業界は“ひとり焼き肉”がブームに。

「コロナで打撃を受けた飲食業界にあって、ブームで被害を抑えたところがあった。しかし、その業態にはどんどん大手が参入し、低価格で攻め入った。店舗数も激増。これにより人々が“焼き肉に出す金額”が、より二極化したといえる。牛丼チェーンのような安い店、もしくはある程度の値段のきちんとした店で、という具合です」

 割りを食うのはその中間にある街の焼き肉店だ。

「二極化した状態で値上げしたら、街の焼き肉店は余計に客が離れる。今回倒産したのはほとんどが個人店と中堅企業です」

 ラーメン・焼き肉にかかわらず、日本には大手チェーンと高級店ばかりとなる未来は、もうそこまで来ているのか─。

週刊女性2026年8月11日号

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