
日本航空(JAL)は、羽田空港の見学施設「JAL SKY MUSEUM」の展示内容を8月1日にリニューアルする。大阪・関西万博などで展示した没入体験型シアター「SoraCruise by Japan Airlines(そらクルーズ)」を常設展示するほか、同社が1960年代から1980年代にかけて運航していたダグラスDC-8型機にまつわる史料を展示する。
[caption id="attachment_335641" align="alignnone" width="900"] ▲大阪・関西万博で初公開された「SoraCruise by Japan Airlines」(2025年4月12日)[/caption]
そらクルーズは、大阪・関西万博の次世代モビリティをテーマにした展示施設「空飛ぶクルマステーション」で初めて公開されたもので、JALグループが2027年以降の商用運航開始を目指す「空飛ぶクルマ(eVTOL)」での移動体験を、実写の空撮映像や立体音響、振動で触覚を再現する技術「振動ハプティクス」を使って表現。実際に空飛ぶクルマに搭乗しているような体験ができる。JALによると、万博期間中は延べ約13万人が体験し、再公開を求める声が多く寄せられたという。
ミュージアムへの移設にあたっては、これまで見学ツアーなどの説明用教室として使っていたスペースを活用。より多くの来場者が体験できるよう、シアターの規模や映像時間を見直した。シアターは、大きさは万博会場の約60%で、幅4.9メートル、高さ2.6メートル、奥行き5.4メートル。前面と左右両面、床面の計4面にスクリーンを配置し、定員9人の着席形式とした。
万博では約10分だった上映時間は、体験シーンを中心に約3分30秒に凝縮。大阪府吹田市の万博記念公園を離陸し、大阪市内や関西地方の観光名所の上空を巡りながら、架空の離島まで飛行するストーリーとなっている。
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このほかミュージアム内では、JALや航空業界の歩みを紹介する「アーカイブズゾーン」の現物史料展示も刷新。DC-8型機の就航と海外渡航の自由化が重なった1960年代に焦点を当て、当時のマニュアルや計器類、パンフレットなどを展示する。現物史料は定期的に入れ替えを行っており、今回の展示期間は約1年間を予定しているという。
また、AI技術を使ってJALの各職種の制服を仮想試着できる「JAL VIRTUAL FIT」の実証実験を8月31日まで行っている。客室乗務員の5代目・6代目制服や、運航乗務員、整備士の制服の試着体験ができ、体験中の写真や動画はスマートフォンにダウンロードしてSNSなどで共有できる。
ミュージアム内の「JAL SKY MUSEUMショップ」も7月6日にリニューアルした。新たに、リネン素材のエプロンや、衣料品の生地や古着を再利用したケミカルリサイクルポロシャツ、アイスネックリング、ツールボックスなどを取り扱う。
