画像提供:マイナビニュース大東建託パートナーズは2026年7月28日、賃貸仲介物件検索ウェブサイト「いい部屋ネット」に掲載された募集家賃数値に基づき、名古屋市の単身者向け物件(1R〜1LDK)の家賃相場に関する調査・分析結果を発表した。
2025年と2026年の同時期における家賃相場を比較し、上昇傾向が顕著に見られた駅TOP10を公表している。
本ランキングは、一定の募集物件数(両年ともに200件以上)を持つ名古屋市の主要駅を対象とし、25平米換算基準の家賃相場で集計を行ったものだ。
1位 黄金(名古屋市中村区) 上昇率112.2% 2025年50,156円→2026年56,278円(+6,122円)
2位 鶴舞(名古屋市中区) 上昇率112.1% 2025年58,688円→2026年65,816円(+7,128円)
3位 吹上(名古屋市千種区) 上昇率111.4% 2025年58,630円→2026年65,324円(+6,694円)
4位 東別院(名古屋市中区) 上昇率109.3% 2025年57,964円→2026年63,374円(+5,410円)
5位 大須観音(名古屋市中区) 上昇率108.4% 2025年57,466円→2026年62,283円(+4,817円)
6位 上前津(名古屋市中区) 上昇率108.3% 2025年58,528円→2026年63,359円(+4,831円)
7位 米野(名古屋市中村区) 上昇率107.9% 2025年56,817円→2026年61,283円(+4,466円)
8位 高畑(名古屋市中川区) 上昇率107.4% 2025年47,442円→2026年50,946円(+3,504円)
9位 山王(名古屋市中川区) 上昇率106.9% 2025年54,742円→2026年58,541円(+3,799円)
10位 今池(名古屋市千種区) 上昇率106.2% 2025年58,642円→2026年62,256円(+3,614円)
上位ランクイン駅の動向についてピックアップして紹介する。
第1位:「黄金」駅(名古屋市中村区) 上昇率112.2%(+6,122円) 今回の調査で1位となったのは、近鉄名古屋線の「黄金」駅。名古屋駅まで2駅(約4分)という圧倒的な「職住近接」エリアでありながら、下町の落ち着いた雰囲気を残す街で、これまで中心部エリアと比べて割安感があった。時間効率を最優先する単身層の需要が一層集中し、25平米換算基準で月額6,122円の上昇となった。
第2位:「鶴舞」駅(名古屋市中区) 上昇率112.1%(+7,128円) 2位にはJR中央線と名古屋市営地下鉄鶴舞線が交差する「鶴舞」駅が入った。栄や名古屋駅への移動が極めて良く、駅前には広大な鶴舞公園や図書館があり、住環境の良さから単身層の根強い支持を集めるエリアだ。今回の調査では月額7,128円の大幅な家賃上昇を記録し、25平米換算で6万5,000円台に突入した。
第4位〜第6位:「中区(東別院・大須観音・上前津)」エリア 上昇率108%〜109%台 名古屋市の中心部である中区から、地下鉄名城線・鶴舞線沿線の3駅が4位〜6位へ連続してランクインした。商業中心地である「栄」や「大須」まで徒歩や自転車での移動が可能で、家賃上昇額もそれぞれ4,800円〜5,400円台となっている。職住近接による時間効率を追求するビジネスパーソンの需要が衰えないことを証明している。
2026年「シングル家賃」3つのキーワードからトレンドを分析していく。
キーワード1:「名古屋駅周辺の価値再発見と移行」 1位の「黄金」駅や7位の「米野」駅など、名古屋駅の南西側に位置する中村区の駅が上位に入った。中心部の家賃高騰を避けつつも、自転車や数分の乗車で名古屋駅にアクセスできる周辺駅へと、費用対効果と時間効率を兼ね備えた選択肢への移行が進んでいる。
キーワード2:「中区・千種区への圧倒的な需要集中傾向」 TOP10のうち6つの駅(中区4駅、千種区2駅)が名古屋市の中心2区に集中する結果となった。主要ビジネス街へ直結する地下鉄東山線・桜通線・鶴舞線沿線は、通勤時間の短縮を第一に考える現代の単身層にとって外せない王道エリアとなっている。
キーワード3:「主要エリアでの家賃6万円超えの定着」 1位の「黄金」駅、8位の「高畑」駅、9位の「山王」駅を除く7駅で、25平米の標準換算家賃が6万円を超える結果となった。利便性の高い都心エリアで暮らすためには「家賃6万円以上」が新たな目安になりつつある。(花音)