
進学や就職、結婚などをきっかけに親元を離れる人がいる一方で、実家で暮らし続ける選択をする人もいます。しかし年齢を重ねても実家暮らしを続けていると、「甘えているのでは?」「自立していないのでは?」と見られることもあるのかもしれません。
『36歳になって今まで一度も実家を出たことがない人をどう思いますか?』投稿者さんは、「30歳、40歳にもなって一度も実家を出たことがない人はかわいそうだと思いますか?」と問いかけています。年齢を重ねても実家暮らしを続ける人に対して、ママたちはどのような印象をもっているのでしょうか。
今の時代は「普通」という声
まず見られたのは、「特別なことではない」とのコメントでした。
『身内に41歳女性、独身、一度も実家を出たことがない人がいるから、今の時代は普通にいるものだと思っている』
『別に何も思わないよ』
『そんな人はわりといるよ。いろいろな事情で。かわいそうとは思わない』
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『都内で働いているけれど、便利なところに実家があるとわざわざ出ない人わりといるよ。私は地方から上京しているから羨ましかった』家賃の高い都市部では、実家に住めること自体が大きなメリットになるのでしょう。ひとり暮らしには自由もありますが、そのぶん生活費や家事の負担も増えます。実家暮らしを、合理的な選択として受け止める人は少なくないようです。
むしろ家族仲が良いイメージも
実家暮らしに対して、ネガティブどころかポジティブな印象をもつママもいました。
『家族仲良いか裕福なイメージ』
『私も結婚するまで出る気がなかった』家族関係が良好だからこそ、一緒に暮らし続けられるという考え方です。たしかに、ムリに離れて暮らさなくても、お互いに心地よい距離感で生活できているなら、それもひとつのかたちなのかもしれません。
『職場の39歳の女性社員がそう。就職と同時にひとり暮らししたかったけれど、ママに「結婚したら家を出ることになるから、それまでは寂しいから家にいて」とお願いされて17年』
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介護や将来への不安を心配する声も
一方で、「かわいそう」と感じるケースとして挙げられていたのが、親の介護問題でした。
『親の介護で出られない人はかわいそうだなとは思う』
『実家にいて快適なのは30代までだろうね。40代以降になるとだんだん介護要員みたいになってしまう』親の世話や介護を理由に、自分の人生設計を後回しにしている場合、心配になるとママたち。実家暮らしそのものというより、「将来への負担」を案じる気持ちに近いのでしょう。本人が納得しているなら問題ありませんが、責任をひとりで抱え込んでしまう状況には不安を感じるママもいるようです。
「甘え」と感じるのはどんなケース?
一方で、厳しい意見もありました。
『実家住みのニートやアルバイトの人いるけれど、親もあまり仕事のこと言わない家庭だから子どもも甘えまくり』
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『家にお金も入れず、自分のためだけにお金をつかっている人とは結婚はムリ』問題視されていたのは、実家暮らしかどうかよりも、生活への向き合い方でした。働かずに親に依存していたり、家事や生活費を負担せずに自由だけを享受していたりする場合には、厳しい目が向けられるのでしょう。また、こんなエピソードも寄せられていました。
『無職の60歳近いいとこがずっと実家暮らし。親が亡くなり、離婚して戻ってきたきょうだいとふたりで暮らしている。将来どうなるのだろうと心配』年齢を重ねるにつれ、「親がいる前提」で成り立っていた生活が崩れる可能性もあります。だからこそ、実家暮らしであっても、自分の生活を自分で支える意識は大切なのかもしれません。
大切なのは「どこで暮らすか」ではなく「どう暮らすか」
『きちんとお金を入れて家事もして、親を支えていればいいと思う』
『子どもの立場ではなく、自立したひとりの人間として暮らしているなら問題ない』実家に住んでいるか、ひとり暮らしか。それだけで人を判断することはできないのでしょう。どんな場所で暮らしていても、自分の生活に責任をもち、周囲への思いやりを忘れずにすごしているなら、それは十分自立ではないでしょうか。家庭の事情や価値観は本当に人それぞれです。実家暮らしに対するイメージだけできめつけるのではなく、その人がどんな生活を送り、どう家族と向き合っているのかを見ることが大切なのではないでしょうか。
文・岡さきの 編集・みやび イラスト・Ponko
