
8月3日午後5時、法務省矯正局のXは《熊本刑務所に開設しておりました避難所は、本日閉鎖いたしました》などとポストした。
熊本市中央区の市街地に位置する熊本刑務所に避難所が開設されたのは7月29日だった。熊本市が運営する「防災くまもと」の公式Xは《2026/07/29 14:00に避難所を開設しましたのでお知らせします。開設した場所:熊本刑務所》と投稿し、480万件を超えるインプレッションを記録。さらに、法務省矯正局のXも7月30日午前9時半過ぎに《熊本刑務所において、#避難所を開設しておりますので、お知らせします。》などと投稿し、畳敷きの和室に即席テントが設置された室内の写真などを添えた。この投稿も430万件を超えるインプレッションを記録した。
これらの投稿に対し、X上では
《びっくりしたけど、使える施設を開放するのは大事ですね。》
《え、刑務所が避難所ってすごい…》
《なんだか体育館より良さそうですね》
などと驚きの声が広がった。
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熊本刑務所は2016年4月に発生した熊本地震の際にも、避難所として利用された。
社会部記者が言う。
「受刑者エリアとは完全に分離された場所を避難所として利用しています。2016年4月16日午前1時25分の本震発生から15分後の午前1時40分に、受刑者の収容区域外にある武道場を避難所として開放し、多くの地域住民を受け入れました」
「2017年版犯罪白書」のコラムにはこう記されている。
《避難者の数は同日(4月16日のこと)午前2時に約80人、午前7時に約130人、午後1時には200人を越えた。同刑務所の職員は、施設内の規律と秩序を維持する一方、時間を追うごとに増え続ける避難者の対応に当たった。同日午後には福岡矯正管区等の管区機動警備隊に所属する職員20人が、順次、同刑務所に到着し、避難者の支援等に加わった》
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避難者の数は、4月17日にピークの約250人に達し、その後徐々に減少。5月24日に避難所は閉鎖されたという。
当時は1カ月を超える期間、避難所が開設されていたのだが、今回の地震では6日間で閉鎖された。その理由について、法務省矯正局はこう回答した。
「熊本市の災害対策本部の方から、刑務所周辺の避難所はほとんど閉鎖される方針であるという連絡を受け、実際に多くの避難所で利用者がおらず、避難所が閉鎖になっていたということに鑑みて、その方針に従って閉鎖することになりました。そこまで必要ではなくなったと判断されたということです。前回と比べて利用者がそんなに多くなく、周辺の避難所も利用されていない状況に鑑みたものです」
熊本刑務所によると、避難所にはクーラー、寝具、シャワー・風呂が完備され、飲料・食料も十分に用意されている。収容人数は制限しておらず、10人程度の避難者を見込んでいたというが、実際の利用者は4人だったという。
「10年前の地震で建て替え等があった関係で、今はもう武道場がありません。今回の避難所は一軒家のような感じです。熊本市中央区辺りの被害は前回の地震と比較すると小さかったので、今回は熊本刑務所の避難所を利用される方は少なかったようです。
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(避難者の方は比較的快適に過ごされたようですか?)そのようでございます」(熊本刑務所)
被災地によってその被害状況は異なるため、避難所の環境にも差が生じるのは当然のことなのかもしれないが、とにかく快適に過ごせる場所であってほしいものだ。
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