ルクソールカフェ(撮影:下野雄規) 今週の土曜日は、札幌競馬場でエルムステークス(GIII・ダート1700m)が行われます。
15年以降の札幌ダート1700mで開催されたエルムS(計10レース)では、前走5着以内の馬が[9-8-8-54]で単勝回収率118%、複勝回収率92%と活躍しています。前走で大崩れしていない馬が、調子の良さを生かして好走していると考えられます。
一方、前走6着以下は[1-2-2-51]で単勝回収率21%、複勝回収率35%と厳しい数字が並んでいます。前走で崩れてしまった馬は状態面に不安が残りますし、本来の力を出し切れていない馬が多いのでしょう。
夏競馬は格より調子という格言があるほどですし、エルムSも例外ではないのかもしれません。比較的涼しい北海道とは言え、近年は30度を超えることもあります。暑い中での競馬は過去の実績や能力の高さよりも、現在の状態の良さが好走するための重要な要素と言えるかもしれません。
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走10着以下(ただし、ダート1700mで勝ち鞍のある馬は除く)
[0-0-0-15]複勝率0%
該当馬:アクションプラン、ルクソールカフェ
※特に言及のない限り、データは15年以降の札幌ダート1700mで開催されたエルムS(計10レース)を対象にしています。
上位人気が予想されるルクソールカフェが該当しました。
前走6着以下が苦戦しているのは先述した通りですが、その中でも前走10着以下の馬が[1-0-0-29]と悲惨な結果に終わっています。馬券に絡んだのは17年ロンドンタウン。ダート1700mで勝ち鞍のあった馬でした。
現在の中央競馬でダート1700mが開催されているのは札幌、函館、福島、小倉。この4場に共通するのは小回りコースであること。前走10着以下の馬については、特殊な距離である1700mの適性に加えて、小回りコースに対応できる器用さを備えていることが好走の条件と言えそうです。
該当馬に挙げたルクソールカフェは前走11着でダート1700mでの勝ち鞍もありません。前走の大敗については、芝の安田記念でしたので参考外と言えそうですし、今回は実績のあるダート替わり。本来ならば好走に期待したいところですが、札幌ダート1700mでは2戦して2着、4着と勝ち切れていないのは気になるところです。
ルクソールカフェは540キロを超える大型馬。馬体の大きい馬は小回りだと窮屈な競馬を強いられる可能性が高く、本来の力を出し切れずに負けてしまうことも珍しくはありません。ルクソールカフェも小回りでは能力通りに走れないため、札幌ダート1700mで勝ち切れていないのかもしれません。
実績から能力はここに入っても上位のモノがあるのは明らかですが、今回は鬼門とも言える小回りコースですし、人気でも信頼はしづらい1頭と言えそうです。前走の大敗で精神的にダメージを負っている可能性もありますし、ここは本馬の評価を下げた馬券で勝負したいところです。
重賞レースの参考に、是非お役立てください。