「Google Store 表参道」13日オープン AIを使った“お土産作り”から限定グッズまで、店内を詳細レポート

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2026年08月13日 11:51  ITmedia NEWS

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 米Googleは8月13日午後2時、直営店「Google Store 表参道」を東京都渋谷区の商業施設「東急プラザ表参道『オモカド』」にオープンする。地下1階から2階までの3フロア・建物面積1158平方メートルの店舗で、「Google Pixel」シリーズやウェアラブル端末などの購入に加え、生成AIを使った体験ブースや店頭修理サポートも用意する。オープンに先立ち、店内を取材した。


【画像】「Google Pixel 10a」などを本体カラーに合わせた小物とともに展示


 外観は、都会の喧騒の中に安らぎを感じさせるデザインがコンセプト。木材の温かみのある正面デザインが特徴で、ワンポイントの「G」ロゴサイネージとともに、表参道の街並みに柔らかくなじんでいる。


■1階はPixelなどを試せる製品展示フロア


 1階に入店するとまず目に入るのが、Google Store初の試みとして特別展示しているインスタレーション「California Dreaming: Landscape of Colors 2026」だ。Googleのハードウェアデザイン哲学を表現した作品だという。


 ピンクの砂漠、緑のコケ、黒い岩といった自然の風景を模した展示台の上に、それぞれの配色に合わせたカラーのPixelや「Google Pixel Watch」を置いている。頭上には花を付けた木々も飾られており、展示台と合わせて一つの風景を作り出している。フロア空間全体にも天然木をあしらい、温かみのある雰囲気に仕上がっている。


 インスタレーションを抜けた先には、Pixelスマートフォンの全ラインアップを体験できる製品展示フロアが広がる。木製の大きなテーブルに実機を並べ、最新の「Pixel 11」から「Pixel 11 Pro Fold」「Pixel 10a」、Pixel Watchや「Pixel Buds Pro」などまで自由に触れられる。


 展示の見せ方にも工夫がある。本体カラーに合わせたスマートフォンケースやイヤフォン、Watchバンドを小物のようにコーディネートして並べたテーブルや、Pixelカメラの受賞歴やズーム性能を紹介するコーナーも設け、スペックの一覧ではなく「使う場面」を想像させる展示になっていた。


 新機能「HiLight」やAIアシスタント機能「Gemini Intelligence」などの機能もその場で試すことができる。展示台には「心と身体を癒やす音楽の生成なら、Geminiにお任せ」など試し方の例も添えてあり、電源ボタンを長押しして「今の気分」を伝えるといった具体的な手順に沿って体験できる。


 アクセサリー類も充実している。壁一面にPixelのスマートフォンケースがずらりと並ぶ他、Pixel Watchや「Fitbit」などのウェアラブル製品コーナーでは、色とりどりのバンドを実際に試着できる専用エリアも設けている。


 Google Store 表参道限定の数量限定グッズ「Recrafted by Google Pixel」もあり、Pixel Watchのバンドの生地を再利用したストラップやチャームを販売する。スマートフォンに取り付けて落下防止に使える実用的なものから装飾用まで全6種類で、価格は各5500円だ。


■2階は体験フロア──AIで独創的な一枚に、アバターに、3D世界に


 階段を上がった2階は体験フロアだ。中心となるのは、遊びながら没入体験ができる体験スタジオ「Pixel Studio」。この他、ワークショップエリアや公式グッズ売り場、休憩スペースなどで構成する。スタジオの入り口では、大きな門のようなゲート「Pixel Portal」が出迎え、こちらの動きに反応して画面上の砂の粒子が舞い上がる。


 Pixel Studioの体験の中でもユニークだったのが、AIで生成したものを“お土産”として持ち帰れるブースだ。まず試してみたのが「Gemini Booths」。半個室型のブースに入り、画面の案内に沿ってポーズを決めて撮影すると、画像生成AI「Nano Banana」が写真を独創的な一枚に加工してくれる。


 スタイルは「桜の木版画風」「秋葉原電気街風」「ぬいぐるみキーホルダー」など6種類で、この中から好みの3つを選ぶ仕組み。撮影した1枚の自撮りが、木版画のタッチの浮世絵風になったり、ぬいぐるみのマスコットになったりと、選んだスタイルごとにまったく違う雰囲気の3枚に生まれ変わる。


 仕上がった写真は3枚を並べた縦長のシートとしてその場でプリントアウトでき、無料で持ち帰れる他、データでも受け取れる。


 次に試したのが「Avatar Station」だ。台に設置されたPixelスマートフォンで、「Street」「Cute」などの雰囲気や、ぬいぐるみ調といったアバターのスタイルをまず選択。続いて画面に向かってポーズを決めて撮影すると、Geminiが自撮り写真を基にアバターを生成してくれる。


 撮影を終えて20〜30秒ほど待つと、ぬいぐるみやフィギュアのような立体感のあるアバターができあがった。顔立ちや眼鏡、服装の特徴を反映しつつ、キーホルダーのマスコットを思わせるかわいらしいタッチだ。生成した自分だけのアバターは、物理的な「IDカード」やデジタルデータとして、こちらも無料で持ち帰れる。


 Pixel Studioの体験はまだある。「120 x Zoom」のブースでは、スマートフォンをかたどった大型ディスプレイに向かって前へ進むと、遠方のビル群の風景がぐっと引き寄せられるように鮮明に映り、「Pixel 11 Pro」などが備える超解像ズームによる120倍ズームを体感できる。


 「Project Genie」のブースでは、入力した言葉(プロンプト)から3D空間をリアルタイムに生成し、その空間を駆け巡る体験を試せる。


 壁面の丸窓のようなスクリーンの手前で、手元のPixelスマートフォンに「原宿にある川」「白い紙飛行機」といった環境やキャラクターを指定すると、目の前に生成された世界が現れ、コントローラーで自由に動き回れる。


 自分の言葉から生まれた世界を探索できるのは想像以上に面白く、いろいろな組み合わせを試したくなる。


 この他、フロア内には石をモチーフにしたようなソファを大型スクリーンの前に並べた、ワークショップエリアも設けている。店頭スタッフやコミュニティーとともに、Googleの最新サービスや製品の使い方を学べるセミナーや、AI×Pixel×クリエイティブをテーマにしたワークショップを定期的に実施する予定だという。


 公式グッズ売り場には、検索画面の「I'm feeling lucky」をあしらったノートや検索窓デザインのクリアファイル、Google Chromeのオフライン画面でおなじみの「恐竜」のステッカー、YouTubeロゴのふわふわのポーチなど、Googleファンの心をくすぐるアイテムがずらり。表参道店限定のトートバッグやステーショナリー、日本文化を感じさせるテーブルウェアなども並ぶ。


■地下1階はサポート拠点、内装にもこだわり


 地下1階に降りると、まず階段正面にあたる壁面のアートオブジェが目に入る。デザイナー・美術作家の寺山紀彦さんが手掛けたもので、店舗にアートを取り入れる取り組みは今後の店舗展開でも続ける方針だという。


 アートに迎えられて進むフロア全体は、サステナビリティをテーマにした落ち着いたサポート空間だ。中心となるのは「Here to Help」のサインを掲げたカスタマーサポートで、店頭修理や初期設定のヘルプ、店頭受け取りに対応する。個別相談用のスペースは布のパーティションで仕切り、周囲を気にせず相談できるよう配慮しているという。


 さらにフロアの奥へ進むと、丸みを帯びたソファを並べた休憩スペースがある。購入者に限らず誰でも自由に利用でき、修理の問診や相談を受ける際の待機場所も兼ねる。


 サステナビリティのテーマは、ギャラリーを兼ねたフロア壁面にも表れている。分解したPixelの内部部品や修理用の工具、リサイクル素材のサンプルなどを並べ、Pixelの修理・再生のストーリーや、レアアース・リサイクル素材の活用といった取り組みを紹介する構成となっており、細部までこだわりを感じさせる作りだ。


 Google Store 表参道は、製品展示から体験、サポートまで、3フロアそれぞれに役割を持たせた店舗だ。1階では実機やアクセサリーに触れ、2階では最新のAI技術に触れながら生成した写真やアバターを持ち帰り、地下1階では修理相談や休憩もできる。製品の販売だけでなく、GoogleのAI技術やものづくりの姿勢を体感できる場にもなっていた。


 営業時間は午前10時〜午後8時。オープン日からは、先着1000人に限定ノベルティを配布する企画も用意している。



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