凪誠士郎(K)=実写映画『ブルーロック』(公開中)(C)金城宗幸・ノ村優介/講談社(C)CK WORKS 人気サッカー漫画を実写化した映画『ブルーロック』で、無気力ながら圧倒的なサッカーセンスを秘めた天才・凪誠士郎を演じる、9人組グローバルグループ・&TEAMのK。小学生時代に5年間サッカーに打ち込んだ経験を持つ一方、本格的な俳優活動への不安から、出演を引き受けるべきか迷いもあったという。
【画像】実写映画『ブルーロック』凪誠士郎の場面写真 しかし、原作とTVアニメに触れるうちに作品の世界へ引き込まれ、自身が参加した超大型プロジェクト『I-LAND』での日々との共通点も感じたというK。“自分にしかできない凪誠士郎”を追求した役作りと、撮影現場で得た手応えを聞いた。
――凪誠士郎は、原作やTVアニメでも高い人気を誇るキャラクターです。実写版では、どのような凪を目指しましたか。
【K】とても人気のあるキャラクターなので、原作通りの凪を表現するために、自分をどこまで作り込むべきなのかをたくさん考えました。ただ、僕は僕でしかいられないので、まずは自分と凪が結びつく部分を探しました。似ているところを大切にしながら、原作へのリスペクトも忘れず、自分にできる凪誠士郎を追求しました。かっこよく仕上がっていると思います。
――『ブルーロック』という作品には、以前から触れていましたか。Kさんには陸上のイメージもありますが。
【K】そのイメージは、たぶんもうなくなります。これからはサッカーになると思います(笑)。実は、小学生の頃に5年間サッカーをしていました。今回、サッカーを題材にした作品へ出演することになり、すごく縁を感じました。
お話をいただいた時点では、まだ原作を読んでいませんでした。ただ、綱(啓永)くんや樋口(幸平)くんをはじめ、第一線で活躍されている俳優の皆さんが出演し、高橋文哉くんが主演を務めると聞いて、「アーティストである僕が、この作品に出ていいのだろうか。失礼にあたらないだろうか」と、すごく考えました。
それから原作を読み、TVアニメも全話観たのですが、すっかり大ファンになりました。最初に抱いていた「僕で大丈夫かな」という心配を忘れるほど作品を好きになり、「出演したい。この作品に携わらせてもらえたらうれしい」という気持ちに変わりました。それで「ぜひ、よろしくお願いします」とお返事しました。
――作品のどのようなところに惹かれたのでしょうか。
【K】全部が面白いです。閉ざされた空間でサッカー漬けの日々を送り、さまざまな出会いや気づきを得ながら、一人一人が成長していく。その姿を見ていると自然と応援したくなり、それぞれのキャラクターのファンになりました。“青い監獄(ブルーロック)”というシステムそのものも、とても面白いですよね。
僕は『I-LAND』というプロジェクトに参加したのですが、「『ブルーロック』と全く一緒だな」と思ったんです。参加者が少しずつ絞られていくところも似ています。
『I-LAND』に参加していた頃は、携帯電話が使えず、自由に音楽も聴けなければ、インターネットも使えませんでした。みんなでシャワーを浴び、ご飯を食べながら、歌とダンスに打ち込んでいました。
『ブルーロック』を観たとき、「あれ、この感じを知っているぞ」と思ったんです。そうした経験があったからこそ、作品をより身近に感じられました。
――本格的に俳優として参加した撮影現場はいかがでしたか。
【K】ほかの作品の撮影現場を経験していない僕にも、明らかに雰囲気のいい現場だと感じられました。キャストだけでなく、スタッフの皆さんも含めて、本当にワンチームになっていたんです。俳優として本格的に参加する最初の現場が、この作品でよかったと思います。
――凪ならではのプレーを表現する撮影はいかがでしたか。
【K】僕にとっては、ほとんどすべてのシーンがダイナミックでした。特に凪のシュートシーンは、ずっとアクロバットをしているような感覚でしたね。どのシーンもとてもかっこよく仕上がっていると思います。
中でも印象に残っているのは、潔(高橋文哉)が最後のシュートを決める前に、僕と潔が一緒に走るシーンです。細かく分けながら、1週間ほどかけて撮影しました。その直前まで「世界陸上」に関わる仕事をしていたのですが、撮影でも「また世界陸上をしているのかな」と思うくらい走りました。それくらい、かなりの距離を走ったので印象に残っています。ただ、映像としては本当にかっこいいものを残すことができたので、よかったです。