まるで紙に描くよう? 「Wacom Art Pen 2」登場 既存のワコムペンとの違いをチェック

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2026年08月17日 19:20  Fav-Log by ITmedia

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Wacom Art Pen 2

 ワコムの「Wacom Art Pen 2(ワコム アート ペン ツー)」は、同社の液晶ペンタブレット製品などで使えるスタイラスペンの最新モデルです。単体での価格は1万7380円(税込)。本稿では、同ペンの概要をチェックしつつ、既存のペンデバイスとの主な違いを確認していきましょう。

【画像】既存のワコムペンとの違いを表でチェック

「Wacom Art Pen 2」の特徴

 「Wacom Art Pen 2」は、すでに販売が終了している旧モデル「ワコムアートペン(KP-701E)」の後継となるスタイラスペン(デジタルペン)。本体サイズは約160(長さ)×13(直径)mmで、重さは約15.5gです。

 同社のペンデバイスとしてはおなじみの特徴ですが、「Wacom Art Pen 2」は電磁誘導方式を採用しており、対応デバイスに対して充電不要で利用可能。ペン軸の3つのサイドスイッチでショートカット機能も駆使できます。

 書き心地に関連する仕様については、8192レベルの筆圧レベルに対応し、最大60度の傾き検出機能をサポートしているなど充実。そのうえで、旧モデル同様に360度の回転検出機能を踏襲し、対応ソフトウェアやブラシにおいて、ペンの回転角度に応じて線の太さやニュアンスを変えられることもポイントです。

 要するに、アナログ画材を扱う際のように、筆圧や傾き、ペンの回転によって、線の太さやニュアンスなど――いわゆる「筆致(ひっち)」のコントロールを繊細に行うのに適しています。特に、平筆、フェルトペン、カリグラフィーペンなどを扱うことが多いクリエイターには、心強いツールとなるでしょう。

 ペン先の芯(ペンニブ)は、Wacom Art Pen 2専用に開発された「Wacom Art Pen 2用 カーボンシャフトPOM芯」「Wacom Art Pen 2 用 POM芯」「Wacom Art Pen 2 用フェルト芯」の3種類から好みに応じて選択可能です。なお、ペン内部のホルダー(ペンテール部分)には、予備の替え芯を3本収納できます。

対応製品とソフトウェア

 発売時点において、「Wacom Art Pen 2」が対応するペンタブレット製品は以下の通りです。

・Wacom Intuos Pro(PTK470、PTK670、PTK870)

・Wacom Cintiq 16(DTK168)

・Wacom Cintiq 24(DTK246、DTH246)

・Wacom MovinkPad Pro 14(DTHA140)

 2026年内には「Wacom Cintiq Pro(DTH172、DTH227、DTH271)」への対応も予定されています。

 また、公式のFAQページにWacom Art Pen 2対応アプリケーションとして記載があるソフトウェアは以下の通り。

・Photoshop 2026

・Illustrator 2026

・CLIP STUDIO PAINT v4.1 以降

・Krita 5.2.14 以降

※Android版 CLIP STUDIO PAINT は v4.3 以降に対応

※使用前にタブレットドライバーおよびタブレットファームウェアを最新バージョンにアップデートする必要あり

 同ペンの購入を検討する際には、使用を想定するデバイスやソフトウェアの対応状況が問題ないか、忘れずに確認しておきましょう。

ほかのペン製品と比べてみると

 本稿執筆時において、ワコムの公式サイトで「在庫切れ」の表記がないスタイラスペン(デジタルペン)の製品としては、以下の8つを確認できました。

・Wacom Art Pen 2 (ACP70000DZ)

・Wacom Pro Pen 3E(ACP501E00DZ)

・Dr. Grip Digital for Wacom(CP202A02A)

・Wacom Pro Pen 3(ACP50000DZ)

・Wacom One Pen(CP91300B2Z)

・Wacom Pen 4K(LP1100K)

・Wacom Pro Pen 2(KP504E)

・One by Wacom / Intuos (CTL-490,690)用 筆圧ペン(LP-190-0K)

 これらのペンの基本仕様をまとめると、以下の表のようになります。なお、単体価格はワコムストアでのもの。仕様表で確認できない項目については、製品パンフレット等で確認できた数値のみ記載しています。

 また、それぞれのペンに対する対応製品について、製品サイトの仕様表にて明記されていたものを「◯」の表記でまとめたものが以下の表になります。

 こうしてほかのペンデバイスと比べながら情報をまとめてみると、「Wacom Art Pen 2」は現行のペン製品のなかでは最も高額なハイエンドの選択肢であることが改めて分かりますね。また、ほかのペン製品に回転検知機能が備わっていないことから、Intuos Proシリーズや対応のCintiq/Cintiq Proシリーズを使っていて、回転検出機能を使ってアナログ感のある筆致を再現したい場合には、Wacom Art Pen 2が必須の選択肢となるでしょう。

 一方、Wacom Pro Pen 3のように、交換パーツによる重心のカスタマイズができるペンデバイスも存在します。回転検出機能を重視しない場合には、こちらのペンの方が適していることもあるといえるので、比較検討は忘れずに行いましょう。

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