画像提供:マイナビニュースセイコーウオッチは、「セイコー プレザージュ」のクラシックシリーズ クラフツマンシップから、国産初の腕時計「ローレル」のデザインを受け継ぐ2モデルを9月5日に発売する。1913年に誕生したローレルを、伝統工芸の「琺瑯(ほうろう)」と「漆」で現代に表現したモデルだ。価格は琺瑯ダイヤルの「HCC005J」が17万9,300円、漆ダイヤルの「HCC006J」が20万9,000円。
1913年に誕生したローレルは、国産初の腕時計としてセイコーの腕時計づくりの原点となった。腕時計の製造を実現したことを契機に、設計技術や微細加工技術、工作機械の開発が発展し、その功績から2014年には日本機械学会の「機械遺産」に認定されている。
今回の2モデルは、ローレルのヘリテージを現代に受け継ぎながら、それぞれ琺瑯と漆の特性を生かして仕上げたレギュラーモデル。共通するケースは、琺瑯や漆のダイヤルを広く見せるため、ガラスの縁を極力細くしたデザインだ。
ストラップには、牛皮革にオイルを染み込ませる鞣しによって、しなやかさと耐久性を持たせたオイルレザーを使用する。LWG(レザーワーキンググループ)の認証を取得したタンナーで生産されたものだ。
○ローレルの白いダイヤルを琺瑯で表現「HCC005J」
HCC005Jは、ローレルを象徴する白い琺瑯ダイヤルを現代の技術と感性で再解釈。ダイヤル表面に緩やかな起伏を持たせ、奥行きのある艶と、穏やかで温かみのある白色に仕上げた。
アラビア数字はローレルの書体が持つ優雅さと実用性を再現し、立体感を出すために印刷を何度も重ねている。「12」だけを赤くしたデザインもローレルから受け継いだものだ。針は深みのあるブルーとし、白い琺瑯ダイヤルに鮮やかな色を添えている。
琺瑯ダイヤルは、その時々の気温や湿度に合わせて釉薬の配合を調整しながら、一枚ずつ職人の手作業で焼き上げる。琺瑯職人の横澤満氏が監修し、その技術を継承する内山和則氏の知見と技によって完成した。
ケース素材:ステンレススチール(独自の表面硬化技術「ダイヤシールド」加工)
ケースサイズ:外径39.6mm×厚さ12.4mm
風防:デュアルカーブサファイアガラス(内面無反射コーティング)
ストラップ:牛皮革
防水性能:日常生活用防水
ムーブメント:手巻つき自動巻き機械式「Cal.6R5H」
精度:日差+25秒〜-15秒
パワーリザーブ:約72時間
価格:17万9,300円
○ローレルを漆黒と金で描く「HCC006J」
HCC006Jは、ローレルのデザインを漆ダイヤルで表現した初のモデル。金属と漆を直接結びつける製造技法と、平滑な表面を生み出す伝統技術を用い、塗りと研ぎの工程を重ねることで、漆ならではの深く艶やかな黒色に仕上げている。
漆黒のダイヤルには金色を随所に配し、ローレルのデザインを取り入れたアラビア数字やダイヤルレイアウトを組み合わせた。インデックスと時分針は艶を抑え、漆の黒と金色のコントラストを引き立てている。
ケース素材:ステンレススチール
ケースサイズ:外径39.6mm×厚さ12.4mm
風防:デュアルカーブサファイアガラス(内面無反射コーティング)
ストラップ:牛皮革
防水性能:日常生活用防水
ムーブメント:手巻つき自動巻き機械式「Cal.6R5H」
精度:日差+25秒〜-15秒
パワーリザーブ:約72時間
価格:20万9,000円
発売日:2026年9月5日
漆ダイヤルは漆芸家・田村一舟氏が監修。越前漆職人の辻利和氏、越前漆芸家の辻美月貴氏を中心とする漆器職人が製作に携わっている。(林利明)