
世帯年収が1000万円を超えると裕福で派手な生活をしているイメージを持たれがちだが、堅実な暮らしを続ける人も多い。
投稿を寄せた50代男性(エンジニア/世帯年収1700万円)は、大手造船会社で設計の仕事をしている。自身で年収1050万円を稼ぎ、妻が250万円、同居する娘が400万円という高収入世帯だが、「暮らしは、年収が1000万円を超えても大きな変化はありません」と語る。(文:篠原みつき)
生活費は夫の給与のみで賄い、妻の収入は「全額貯金」
男性の住まいは、親の敷地内に実家と自分で建てた4LDKの家があるという。住宅ローンは「2027年4月で完済します」と、ゴールが見えている状態だ。
子どもは2人で、長女は幼稚園教諭として働き、実家暮らしで「毎月4万円を家へ入れてくれています」と明かす。長男は県外の公立大学の大学院(1年)に通っており、
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「仕送りが毎月10万円、学費が年間で約60万円です。仕送りと学費があと2年必要です」
と教育費の負担はまだ残っている。
家計のやりくりについては、きっちりメリハリをつけているようだ。
「生活費は全て私の給与で賄っており、妻の給与は妻口座で貯金(妻自身の老後資金)」
男性の月の手取りは約40万円。そこから毎月6万3000円の住宅ローンや生命保険、光熱費、通信費などが引かれ、食費込みの生活費に約20万円を充てている。車は3台(うち2台は軽自動車)所有しており、「秋に新車が届いたら中古を息子へ渡します」と充実しているが、日々の生活自体はいたって堅実だ。
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円安の恩恵で「賞与だけで450万円」でも生活水準を上げない理由
月々の収支に派手さはないが、大手造船会社勤務ということもあり、賞与の額がすさまじい。住宅ローンのボーナス払いを設定していないため、支給額はそのまま生活費の補填や貯蓄に直結する。
「去年の冬期賞与が約100万円、年度末賞与も約100万円、夏期賞与が去年の業績賞与と合わせて250万円で、円安のおかげもあり、賞与だけで450万円です」
これだけの収入があれば、生活をランクアップさせたくなるものだが、男性は冷静だ。年収1000万円を超えたことによる変化について、こう明かす。
「趣味のゴルフが月に3回行けるようになったことと、子どもが大きくなり外食が減ったことが変わったぐらいです」
浮き足立つことなく、生活の現状を維持し続ける理由について、男性は最後にこう結んだ。
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「生活水準を上げると5年後に落とすのが難しくなると思っています」
数年後に定年を控える50代後半という年齢。収入のピークにあっても生活サイズを安易に膨らませない冷静さが、余裕を生み出しているのだろう。
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