
変化を嫌う風潮がある組織では、新しいことに挑戦する人が馬鹿を見ることがあるようだ。
投稿を寄せた中国地方の30代男性(年収550万円)は、「この会社終わってるな」と感じたかつての職場の異常な社風について、次のように振り返る。(文:篠原みつき)
「悪い意味で超保守的な会社で、新しい商材や業務、取り組みなどが増えるという前情報を聞いただけで社員達の抗議や愚痴が組織全体に広がる状態でした」
「『本人も難しそうと言っているから仕方ないよね』と上層部が配慮」
そんな事なかれ主義の社風のため、新しいプロジェクトが始まるときは信じられないような光景が繰り広げられていたという。
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「実際に新たなことが始まる時、まずは担当者を決める慣例がありましたが、『やりたくない』と言えば当然のように担当を免除されていました」
仕事である以上、個人の好き嫌いで業務を拒否できること自体が驚きだが、さらに呆れるのは上層部の対応だ。
「そこで驚くのが、拒否しても人事評価に一切反映されることなく、『本人も難しそうと言っているから仕方ないよね』と上層部が配慮してしまう有り様でした」
やらなくても評価に影響が無いなら、わざわざ挑戦しようとは思えなくなってくるだろう。
文句を言わない人に業務が集中し、ミスをすれば“袋叩き”
その結果、何が起きるか。男性は理不尽すぎる実態を明かす。
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「結果的に文句を言わない人に新しい業務が集中するうえ、初めての取り組みには試行錯誤に伴うミスや迷走が発生しがちですが、それを周りがサポートするどころか袋叩きするうえ、上層部も『信用して任せたのに問題が多い』と低評価を付ける有り様です」
新しい業務を引き受けた人が孤立無援となり、泥を被って低評価を下されるという最悪の悪循環である。男性は「それを誰もが『正常』だと慣れきっていたことが恐ろしかったです」と当時の心境を明かした。
男性は、この職場のおかしな評価基準をこう総括している。
「実際に取り組んだ結果の『難しい』ではなく、『難しそう』という感想に寄り添い、文句を言わない人に業務が集中することと、新しいことから逃げた人達は『問題無く業務を進めている』と高評価される組織風土に、この会社終わっているなぁと心から思いました」
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