
たまに話すとしても「明日ゴミの日だから」「子どもから連絡あった?」といった業務連絡ばかり。こちらから話しかけても「うん」「了解」で終わってしまう。そんな日々が続けば、「私に興味がなくなったの?」「もう夫婦として終わっているの?」と不安になるのも当然でしょう。
夫の「沈黙」にはいくつかの異なる意味があることを知っていますか?「会話がない=愛情がない」とは限りませんし、熟年離婚につながりかねない「危ない沈黙」があることもまた事実。
今回は、夫が黙っているときに考えられる5つの本音と、会話を取り戻すヒントをご紹介します。
1.“疲労”の沈黙「家では何も考えたくない」
仕事から帰ってきた夫に「今日どうだった?」と聞いても、「別に」「普通だよ」とそっけない返事しかないこと、ありませんか?妻としては寂しくなりますが、単純に疲れていて、家では頭を休ませたいだけというケースもあります。そんな夫に「どうして何も話してくれないの?」と追及すると、ますます黙ってしまうことにもなりかねません。
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「会話しなければ」と力まないことが、かえって会話への近道になります。
2.“諦め”の沈黙「何を言っても否定される」
「それ違うんじゃない?」「でも普通はこうでしょう?」と、夫の話にいつも“正解”を返していませんか?以前はよく会話していた夫が、何を聞いても「好きにすれば」「いいんじゃない?」などと気乗りのしないリアクションになったなら、「妻には何を話しても、どうせ否定されるだけ」と諦めている可能性があります。
このケースでは、まずは「正しい」「間違っている」を横に置いて「そう思ったんだね」「なるほどね」と一度受け止めてみることです。
夫に全面的に賛成する必要はありません。「あなたの話をちゃんと受け止めましたよ」という姿勢が伝われば十分。あなたへの安心感を少しずつ戻せるようになります。
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3.“不器用さ”の沈黙「何を話せばいいか分からない」
結婚当初は頑張って会話を盛り上げようとしてきた夫も、結婚生活が長くなると「自分の気持ちを言葉にすることに慣れていない」という本来の性質があらわになるタイプもいます。妻から「私たちのこと、どう思ってる?」と聞かれても、妻を満足させる言葉を探せず、自分の正直な気持ちも言語化できないために黙ってしまうのです。
このケースでは、大きな質問ではなく「このお店、おいしかった?」「今度行くなら海と山、どっちがいい?」など、答えやすい会話からはじめてみましょう。
まずは一日一往復からで構いません。簡単なラリーを続けることで、ふたたび夫婦で会話をすることを習慣化していきましょう。
4.“慢心”の沈黙「言わなくても分かるだろう」
意外に多いのが、このタイプ。夫にとって妻は「何も言わなくても分かってくれる人」になり、安心しきっているのです。愛情がなくなったというより、愛情表現を省略し過ぎている状態ともいえます。|
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「ありがとう」や「うれしい」は、止まっていた会話を動かす小さなスイッチになるのです。
5. 危険な沈黙「分かり合おうと思っていない」
もっとも注意してほしいのは、この沈黙です。何を聞いても無反応、妻が悲しんでいても関心を示さない、雑談までしなくなり、夫婦の将来について話そうとしても避け続ける……。単に口数が少ないのではなく「妻と関係をよくしたい」という意思そのものが薄れている状態なら、夫婦関係がかなり冷え込んでいる可能性があります。実際、熟年離婚に至る夫婦は、大ゲンカを繰り返しているとは限りません。むしろ怖いのは、ケンカさえしなくなること。「もう何を言っても仕方がない」と、互いへの関心を失ってしまっているからです。
このケースは、無理に日常会話を増やすより、一度きちんと「最近、私たちの会話がなくなっていることを私は寂しく感じているけれど、あなたはどう?」と自分の気持ちを正直に伝えてみてください。
「あなたが悪い」ではなく、「私はこう感じている」と伝えることがポイントです。夫婦2人だけでは難しければ、夫婦問題の専門家など第三者を頼るのも1つの方法です。
アドバイス「沈黙=夫婦の終わり」ではない
夫が黙っていると、妻はその空白に「もう愛されていないのかも」「離婚したいのかも」と、悪い答えを入れてしまいがちです。ですが、今回ご紹介したように、沈黙の意味は1つではありません。大切なのは、すぐに決めつけないこと。そして今日、「ありがとう」「お疲れさま」「これ、おいしいね」と、ひと言だけポジティブな言葉を口にしてみること。長年連れ添った夫婦に必要なのは、大げさな話し合いより小さな言葉です。
夫婦の会話が減ったことに気付くことができたのは、ピンチではなくチャンスです。これからの2人に合った夫婦関係をつくり直すための、いいタイミングにもできるのです。
