はるやま初のオーダースーツ専門店が銀座に 英国発「ストーベルアンドメイソン」の伝統を継承

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2026年08月21日 14:21  Fashionsnap.com

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 ビジネスウェアメーカーのはるやま商事が、英国発のスーツブランド「ストーベルアンドメイソン(STOVEL&MASON)」のオーダースーツ専門店「STOVEL&MASON 銀座本店」を8月22日にオープンする。同社がオーダースーツ専門店を出店するのは今回が初となる。

 ストーベルアンドメイソンは、ウィリアム・ストーベル(William Stovel)とアーサー・メイソン(Arthur Mason)が1818年に英国ロンドンのサヴィル・ロウで創業。200年以上にわたり、英国王室や政治家、映画スターらにスーツを仕立ててきた。今回オープンする銀座本店では、同ブランドが受け継いできた英国のテーラリングをもとに、日本国内の職人による縫製技術を組み合わせたオーダーメイドスーツを提案する。

 スーツの生地は約1000種類を用意し、「レダ(REDA)」や「ヴィターレ バルベリス カノニコ(VITALE BARBERIS CANONICO)」をはじめ、英国やイタリアの生地を中心にラインナップ。スーツの型は「ベーシックレーベル」「シルバーレーベル」「ゴールドレーベル」の3ランクを用意し、最上位のゴールドレーベルでは、国内の縫製工場で総毛芯縫製を採用。毛芯による立体的な仕立てに加え、前肩縫製や手縫いによる衿付けなど、職人の手仕事を取り入れることで、保型性と動きやすさを追求した。納期はベーシックレーベルとシルバーレーベルが約2〜3週間、ゴールドレーベルが約1ヶ月半〜2ヶ月を想定し、価格帯はベーシックが7万5900円から、シルバーが10万8900円から、ゴールドが15万4000円から。
 このほか、約350種類の生地から選べるオーダーシャツをはじめ、オーダーベルト、ネクタイ、チーフ、革小物、カフス、タイピンなどを取り扱う。今後は顧客の需要を見ながら、オーダーシューズやコートなどへのカテゴリー拡大も検討しているという。

 初のオーダースーツ専門店出店の背景について、治山正史代表取締役会長兼社長はスーツを取り巻く市場環境の変化を挙げる。近年、ビジネスウェアのカジュアル化などを背景にスーツ市場全体が縮小する一方、オーダースーツ市場は拡大。治山氏はその一因として価格帯の低下を挙げ、従来より手に取りやすくなったことで、既製品に代わる選択肢として広がっていると分析する。こうしたなか、銀座本店ではあえて伝統的な仕立てを提案。カジュアル化によってスーツの選択肢が広がる今、本格的なスーツに触れる機会を設けることで、「スーツそのものを楽しむ文化」を広げていく狙いだ。
 あえて本格的な仕立てを打ち出す背景には、200年以上続くストーベルアンドメイソンの歴史を次世代につなぎたいという思いもある。治山社長は、昨年ニューヨークを訪れた際、かつて「アイビーの殿堂」のような存在だった老舗ブランドの店舗が現代的なカフェに姿を変えていたことに触れ、「いくら伝統があっても、継承していかなければ文化はなくなってしまう」とコメント。伝統ある紳士服を扱う立場として「継承者の一人」との意識を持ち、その歴史やスーツ文化を伝える機会を増やしたいと語った。
 店舗は一人ひとりの接客時間を確保するため完全予約制とし、1組につき約1時間を想定。単にスーツを販売するのではなく、顧客と継続的にスーツとその周辺の文化を楽しめる関係を築き、将来的には「サロンやクラブ」のような場に育てていくことを目指す。

◾️STOVEL&MASON 銀座本店オープン日:2026年8月2日所在地:東京都中央区銀座2-4-8 GINZA YUKI BLDG 地下1階※公式サイトからの完全予約制 菅原まい (Mai Sugawara) FASHIONSNAP 編集記者 2002年、東京都生まれ。青山学院大学総合文化政策学部卒業後、2025年に新卒でレコオーランドに入社。中学生の頃から編集者を志し、大学生時代は複数の編集部でインターンとして経験を積む。特技は空手。趣味は世界中の美味しそうなお店をGoogleマップに保存すること。圧倒的猫派で、狸サイズの茶トラと茶白を飼っている。

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