
この時期、遅い夏休みを取って久しぶりに自由な時間を満喫している、という方も少なくないのではないでしょうか。酷暑の日々に室内でできる娯楽として「プラモデル」に取り組んでみるのはいかがでしょう。
忙しい日々を送るビジネスパーソンのちょっとした休みでも、無理せずカジュアルに完成させられそうなモデルを取り上げていきます。
今回選んだのは「タミヤ 1/48 Pkw.K1 キューベルワーゲン82型」です。サイズも小さくて作りやすそうですし、パッケージを見る限りほぼ単色で成立しそうなので塗装に凝らなくても何とかなりそうな気がします。では早速始めましょう!
シャーシとボディを組んでいくまずはシャーシから作っていきましょう。前輪部分と後輪部分が分かれていますのでニッパーを駆使してランナーから切り離して接着します。パーツ構成はシンプルながら、サスペンション周りの奥行きがしっかり表現されていてテンションが上がります。
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全塗装する場合は後輪の奥のシャフト周りを先にセミグロスブラックで塗装したうえでサスペンションのパーツを接着する……など工程が山積みになりますが今回は堂々と省略していきます。
優しいニオイの植物由来の接着剤接着剤でオススメなのが「タミヤ リモネンセメント(流し込みタイプ)」です。プラモデル作りで多用する有機溶剤を使った製品はどうしてもニオイが気になりますが、このリモネンセメントからはレモンのような香りがします。
柑橘類から抽出される香り成分のリモネンが含有されているとのことで、接着剤のあのニオイがかなりマイルドになっています。
またサラサラの流し込みタイプなので通常のハケ塗りタイプよりも少ない量で接着でき、かつ乾燥も早く効率的に作業を進められます。厳しい住宅事情を抱えながら時間に追われる現代のビジネスパーソンに有用なツールと言えるでしょう。
次はサイドの壁面パーツをシャーシと接着させていきます。タイヤ周りの曲線を含む複雑な形にもかかわらずバッチリ接合。すばらしいです。さらに壁面パーツでさらにボンネットを挟んでいくのですが、パーツを置くとぴったり合ってくれて隙間がすっと消えていきます。こういうキットそのものの製作技術の精緻さを見ると素直に感動させられます。
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続いて内装を仕上げていきます。といってもパーツ構成としては椅子と変速レバーを付けていくだけのシンプルなものです。ただ、この椅子がなかなかのクセモノだったりします。
狭い車体に小さな椅子パーツをねじ込んでいかなければならないのですが、パーツが小さくて指からすぐに落ちてしまいます。床から生えている、座面を乗せるための脚も引っ掛かりが少なくなかなか安定しません。
まあ根本的な原因は組立順を間違えて先にサイドの壁を接着してしまい、自ら作業スペースを減らしてしまったことなのですが……。説明書をしっかり見て工程をイメージすることも大切、という例です。 さて、シチュエーションとしてはピンセットを使うことになるわけですが、そこで使いたいのが「はじかないピンセット【はじピン】」です。厚みがあるため全体がたわみにくく、パーツをしっかり押さえてくれます。また、先端に細かい凹凸がレーザー加工されており、細かいパーツも落としにくい設計になっています。
少し前に購入していて今回初めて実践投入したのですが、本当に1回もパーツをはじいて落とすことがありませんでした。あとでこの椅子よりもかなり小さなヘッドライトのパーツにもはじピンを使ったところ、こちらも終始安定して作業ができました。ピンセットの購入を検討している方がいましたら選択肢に入れて損はない一品だと思います。
椅子を接着してだいぶ全体像が見えてきました。あとはタイヤとフロントガラスを設置して、バックミラーや幌などの艤装を付ければ完成です。
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ここでちょっとトラブルが発生します。フロントガラスもバックミラーも、取り付けるためのダボ穴がなく、接着の足がかりがありません。仕方なく瞬間接着剤で無理やり固定しようとしますが接地面が小さすぎてなかなか安定しません。まさか天下のタミヤのキットでこんなことがあるとは……。
結論としては完全に私のミスで、ピンバイスでダボ穴を作るという説明書の指示を見逃していたことが原因でした。タミヤさんごめんなさい。急遽ピンバイスを取り出し開口していきます。
こういう失敗とリカバリーもプラモデル作りの醍醐味、と言えないこともないです。楽しんでいきましょう。
そして完成へ!1/48 キューベルワーゲン、紆余曲折ありながらも組み立ては完成しました! このムダのないシルエットとシンプルでありながら印象的なライン。かっこいいですね。さすがのタミヤ製キットということもありパーツの整合性もバッチリで心地よくプラモデル作りを楽しむことができました。
さて、この状態でも悪くはないのですがここまでくるとやはり塗装もしたくなってきてしまいます。次回「塗装編」でがんばりすぎない程度にそれらしく仕上げていこうと思います。

