ゾロアストロ(撮影:下野雄規) サマー2000シリーズの最終戦だが、昨年から別定戦になったことで秋の大レースを見据える強豪たちも参戦しやすくなった新潟記念。今年は登録馬11頭ながらGI馬が5頭というメンバー構成となった。今後のレースレベルの向上で傾向にも変化がありそうだが、ハンデから別定に変わったことを考えながら好走条件を分析していきたい。
1.前走GI組が主役
過去10年の新潟記念において、前走でGIレースに出走していた馬は、[5-2-0-16]で複勝率30.4%、単勝回収率167%・複勝回収率105%と高い数値を記録している。昨年はシランケドがヴィクトリアマイル3着からのローテーションで勝利。別定戦に変わったことでますますこの傾向は強まっていくだろう。
2.3歳馬の出走に要注目
過去のデータにおいて出走数は少ないものの、3歳馬は[2-1-1-4]と好成績を残している。勝率は25.0%、複勝率に至っては50.0%と出走馬の半数が馬券に絡む活躍を見せており、複勝回収率も106%と優秀。別定戦になったことで年齢による斤量差がハンデ戦よりもつくため、今後も要注目のファクターと言える。
3.適度なレース間隔を空けた馬が好成績
前走からのレース間隔別の成績を見ると、中9-24週で臨んだ馬が[7-6-3-51]で、複勝率23.9%と安定した成績を残している。出走数が多い中で単勝回収率105%と100%を超えており、一発の魅力も秘めている。秋に向けての始動戦として使う馬が増えてくることを考えると、今後もこの傾向は続きそうだ。
ゾロアストロはサウジアラビアRCで3着、東京スポーツ杯2歳Sで2着、きさらぎ賞で1着と重賞で安定した成績を挙げていた。前走の皐月賞では12着と敗れたが、今回は「前走GI」「3歳馬」「中9-24週」というデータが後押しする絶好の舞台。しっかりと休養を挟んだことでリフレッシュ効果も見込め、巻き返しに期待が膨らむ。