
日本ハム伊藤大海投手(28)が、験のいいバースデー前登板で、負の流れを止める。25日西武戦に登板する予定だが、6月19日ソフトバンク戦を最後に約2カ月、白星なし。チームもロッテに2連敗し、首位ソフトバンクと8・5差、2位西武とも3差と離されて試合を迎える。「勝ちたい。勝たないと乗っていかない」と気を引き締めた。
前回登板した18日ソフトバンク戦は、先発では自己最短の3回5失点KO。新庄監督からは「フォームでタイミングをずらすとか、テクニックが必要なんじゃないか」と注文を受けた。伊藤は「勝てていないと、目先のことばかり気にして、いろんな挑戦がしづらくなっていた」と反省。その上で「これだけどうしようもない状況では、いろんなことを使うのは1つの手。間合いだったりの工夫を、もっと柔軟にできたら。広い視野で、もっと余裕を持ってマウンドに上がれたら」と、指揮官の提案を受け入れてイメージした。
この日、エスコンフィールドでの調整では「1球1球の精度を見直したかった」と、フォークの握りを微調整。タイミングや間合いだけでなく、指先の微妙な感覚にもこだわり、準備を整えた。
8月31日が20代最後の誕生日。バースデー前登板は過去5戦3勝(チームは4勝)3完投2完封。西武戦に限れば2戦2完封の勝率100%で、いずれも敵地ベルーナで圧倒してきた。「これまで8月は悪いイメージがなかった。何とかいい形でいけたら」。珍しく苦しんだ夏の最後を笑顔で締め、反撃の秋につなげる。【永野高輔】
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