
8月24日、大阪市の横山英幸市長(45)は大阪市に夫婦で2億円ずつの計4億円を寄付した同市の福西啓八氏(85)と妻の昭代氏夫妻に感謝状を贈呈した。
2025年大阪・関西万博の跡地利用において、大阪市は跡地の一部である夢洲第2期区域に、大屋根リングの一部が保存される「記念公園ゾーン」の整備を計画している。
福西夫妻は、この記念公園ゾーンの整備に役立ててほしいと寄付したという。
寄付の趣旨については《記念公園ゾーンにおけるハードレガシーへの活用 例えば、後の世への今回の大阪・関西万博の伝承につながるミャクミャク巨大立像の創設など》としている。ミャクミャクは同万博の公式キャラクターだ。
在阪記者が言う。
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「福西氏は、1970年大阪万博のシンボルで、現在は万博記念公園にある『太陽の塔』のようなハードレガシーを残してほしいと願っており、ミャクミャクの20mほどの巨大立像の設置を望んでいました。横山市長も『新しいシンボルとして、リングもそうだがミャクミャクというキャラクターが、跡地に陣取れるよう検討を加速させたい』などと前向きな姿勢を示していました」
実際に寄付者の希望通りに大阪市は巨大ミャクミャク像を作るのか?
大阪市の大阪都市計画局担当者が言う。
「我々としましては、そういう趣旨で寄付をいただいていますが、現時点でミャクミャクの立像設置を決定したというところまではいっていません。2026年度に、どういう公園にしていこうかという記念公園の基本計画を作ります。そのなかで、総合的に今回のご寄付の趣旨も踏まえ、検証していこうというような状況です。記念館も公園に整備していきたいと考えていますし、大屋根リングの一部も公園に残していきたいと考えています。今後の整備へのスケジュールも2026年度中に決める予定ですので、いつまでに整備するかというのはまだ決まっておりません」
費用の問題もある。太陽の塔は1970年に建設され、高さ約70mで総工費は当時の価格で約6億3000万円。ただし、当時より建築資材をはじめ、物価は上がっているので単純に比較するのは難しい。さらに、建築後にはランニングコストもかかる。
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「太陽の塔はこれまでに改修・補強工事がおこなわれ、2018年の内部の再公開に向けた耐震改修費用は約13億8800万円かかっています。レガシーとして残すということであれば、ミャクミャク像も大きさ次第では、多額の改修費用などを要することが予想されますから、そうした費用を含めると4億円では足りないかもしれませんね」(前出の在阪記者)
大阪都市計画局担当者にこの点についても聞いてみると
「太陽の塔が建っている場所と夢洲では、埋め立て地であるかどうかなど、地盤の状況も全然違いますし、素材等含めて、構造的にどういったものになるのかなども色々と検討していかないといけないかと思っています。また、大きさによって費用も変わってきますから、そうしたところも含めて検討していかないといけないのかと思っています」
と前置きしたうえで、
「どういった形でというのは、そもそも今の時点で作るということも行政的な意思決定をしたわけではないので……。ただ、検討は進めていかないといけないと思っています。今回は多額のご寄付をいただいていますし、ご希望もお伺いしています。そうしたご希望も踏まえながら、色んな選択肢を含めて検討を進めていきます。どういう公園にするかをこれから決めていきます」
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と今後より具体的な検討を進めていく可能性について明かしていた。
レガシーとしてのミャクミャク巨大立像設置の希望は叶うのだろうか。
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