“月よりグルメ”?「月見商戦」過熱の裏で卵が高騰 35年前の“安定供給”から一変…頭を悩ます生産者 【Nスタ解説】

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2026年08月26日 21:34  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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今年も「月見商戦」の季節がやってきました。お馴染みのハンバーガーはもちろん、ファミレス大手も初参入しています。
さらに、特別な空間でお月見体験ができるイベントまで…早くも過熱しています。

【写真を見る】大阪王将にビアードパパも!秋の風物詩“お月見グルメ”

大手ファミレスも初参入!今年も開幕「月見商戦」

山形純菜キャスター:
色々な月見メニューが登場しています。

▼大阪王将:「鉄壁のチキン味噌カツ炒飯」1180円(25日〜)
「月見」の目玉焼きを崩して味変を楽しむことができます。

▼ビアードパパ:「月見シュー」290円(9月1日〜)
白い部分はお餅、黄色い部分はカスタード。
2025年に誕生し、完売が続出した商品です。

この「月見商戦」に、お馴染みの大手ファミレス「デニーズ」が初参入しました。

9月3日から初の「お月見フェア」を開催し、全8商品がラインナップされています。

▼「黒麺×ガーリックライスの満月仕立て」1199円
▼「オレンジのショートケーキ〜マンゴーソースで月に見たてて〜」748円

創業50年を超えるデニーズですが、今回初めて「月見商戦」に参入した理由を担当者に聞きました。「近年のSNSなどでの盛り上がりに注目し初開催。ファミレスならではの“選べる満足”を提案」していくということです。

グルメだけじゃない!見て楽しむお月見グッズ

お月見商戦は「見て楽しむ」ものも人気のようです。

▼3COINS(21日〜 ※店舗により在庫状況が異なります)
・お団子オブジェ:660円
・うさぎオブジェ/すすきオブジェ:各550円
・ロンパース(60〜70cm)1430円

子ども用のロンパースなども出ているので、お子さんに着せてオブジェと一緒にSNSに写真をアップしている人も多いようです。

平安貴族の気分を満喫!一夜限りのお月見ディナー

2026年の中秋の名月は「9月25日」ですが、平安貴族の気分になれるような雅なお月見が開催されるといいます。

京都・平安神宮の境内にある「平安神宮会館」では、お月見を楽しみながら特別ディナーを食べることができる「〜中秋の名月を愉しむ〜観月ディナー」が開催予定です。(9月25日限定 1万8000円※サービス料別)
8月26日時点で、まだ若干席に空きがあるそうです。

食事だけでなく、目の前に広がる国指定名勝の「神苑」での夜間特別拝観ができたり、舞妓の舞を鑑賞したり、一緒に写真を撮ったり、特別な体験ができるそうです。

なぜ始まった?「月見バーガー」が誕生した意外なワケ

この「月見商戦」の始まりは、マクドナルドが1991年に初めて販売した「月見バーガー」だとされています。

バーガーの人気食材を調査したところ、たまごが人気だったといいます。
マクドナルドの規模となると、安定的なたまごの仕入れが重要になるため、たまごが“安定供給される秋に出す商品にしよう”と開発されたのが背景だそうです。

35年前はたまごの安定供給は秋でしたが、2026年現在はその状況は変化しつつあります。

1パック300円台へ…高騰続く「物価の優等生」

食欲の秋の定番となった月見メニューですが、主役である卵の価格はかつてない高値となっています。

農林水産省によると、2016年、1パック当たりの全国の小売価格の平均は200円台前半で推移していました。

しかし、2022年の秋に鳥インフルエンザが流行したことで300円台へと高騰。

2024年ごろに200円台半ばまで下がったものの、鳥インフルエンザの再流行や生産コストの上昇などにより再び値を上げ、2026年3月には過去最高となる309円をつけたのです。

茨城・小美玉市にある養鶏場・ホウトク農場では、約20万羽の鶏を飼育し、敷地内での直売に加えスーパーや飲食店などに卵を販売していますが、2026年以降ありとあらゆる費用が高くなっているといいます。

ホウトク農場 豊村憲志 副社長
「飼料は1t単位で値が上がっている。例えば、1000円値上げしたら1か月で600t食べるんで、それだけで60万円になる」

生産コストの6割を占める飼料代は2割近く上昇。さらに、中東情勢の影響でパックの価格や光熱費も相次いで値上がりし、生産者は頭を抱えていました。

ホウトク農場 豊村代表
「値上げも言いづらい部分もあるが、ここまですべてのものが上がってしまうと、ずっと卵が安いものというのはなかなか難しい。価格に転嫁せざるを得ない部分はある」

生産者の苦しみがにじみ出たとも言える卵の高値は、一体いつまで続くのでしょうか。

東京農業大学 元教授 信岡誠治氏
「大幅に下がる見込みは立ってません。最大の要因は円安。特にエサは99%輸入、その価格が大幅に下がらない限り、コストをカバーするのは難しい」

「物価の優等生」とも呼ばれた卵は今、物価高のうねりに翻弄されています。

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このニュースに関するつぶやき

  • かつての価格の優等生が鳥インフルで崩れてからなかなか回復・安定しませんなあ
    • イイネ!1
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