【とっておきメモ】貪欲な阪神坂本誠志郎 “ベンチ”もチャンス「ちょっとでも野球うまく」

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2026年08月27日 22:01  日刊スポーツ

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中日対阪神 8回表阪神1死一塁、坂本誠志郎は逆転2点本塁打を放つ(撮影・上田博志)

<中日3−4阪神>◇27日◇バンテリンドーム


阪神坂本誠志郎捕手(32)が一振りで戦況を変えた。2−3の8回1死一塁で逆転2ランを放った。坂本の決勝2ランで連敗を2で止め、ともに勝利した2位巨人とのゲーム差を1・5のままキープした。また、セ・リーグ相手には今季なかった同一カード3連敗を阻止した


◇    ◇    ◇


阪神坂本は狙いすましたように橋本の甘い直球を仕留めた。狙い球を絞っていたのか、データがあったのか。もちろん謎のままだが、観察眼のたまものであるのは間違いない。


23年後半から正捕手に近いポジションを得たが、それまではベンチに控えることが多かった。試合に出るようになっても気持ちは「基本的に変わらない」ときっぱり。ベンチでやることは無数にあるのだという。


その一つが観察。ベンチにいると、相手だけでなく味方の選手も俯瞰(ふかん)してよく見える。「自分が出たときに使えるヒントをたくさんほしい。1歩引いていたら分かることがある」と広く目を凝らす。


今季は伏見というベテラン捕手が加わり、梅野を含めた実力派3人で戦う異例の体制。打撃の調子が上がらなかった前半戦は、ベンチに回ることも多かった。その時間は全く無駄にはなっていない。


「ちょっとでも野球をうまくなりたいなって感じで」。ベンチに座るときの心境を笑って明かす。いつでもポジティブ。その目に、頭にたたき込んできた情報はこれからの勝負どころで、次々と威力を発揮するはずだ。【柏原誠】

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