
<ヤクルト2−9巨人>◇27日◇神宮
巨人が敵地で3連勝を飾り、首位阪神に1・5ゲーム差に食らいついた。同一カード3連勝は6月2〜4日のオリックス戦以来。28日からの甲子園での阪神との3連戦「晩夏の首位決戦」へ大きな勢いを得た。
「上出来ですね」。橋上秀樹監督代行(60)が褒めたたえた。7月に支配下再契約し、この日は8番中堅で初スタメン起用した俊足外野手の鈴木大和(27)だった。5打数2安打3打点1盗塁。「十分使える」とうならせた。
打線は球界最年長投手をいきなりのみ込んだ。ヤクルト先発は46歳の石川。先頭の浦田の右前打から2番佐々木の適時打で、開始3分で先制すると、4番ダルベックにも22号2ランが飛び出した。
石川が1死のみで降板すると、2番手の松本健から記念の一打を放ったのが鈴木だった。「心臓ばくばくでやばかった」と緊張の試合前も、プロ初打席で初安打初打点の2点適時打。「良いところに飛んでくれた」と直後に初盗塁も決めた。7回にも適時打を重ね、初打席を迎えた試合での2本目は、01年3月30日阪神戦の阿部慎之助以来だった。
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シーズン最終盤の“ラストピース”になり得る活躍。指揮官は「いろんな意味で起用の幅が広がった」と大歓迎した。今年チームとして磨いた機動力に、最後の追い風をもたらす快足。「今後、もっと緊迫した場面で彼の足が生きてくる」と予見した。【阿部健吾】
◆鈴木大和(すずき・やまと)1999年(平11)4月27日、北海道北広島市生まれ。北海で甲子園出場2度。北海学園大では1年春からリーグ戦に出場し、ベストナイン2度。21年育成ドラフト1位で巨人入団。25年6月9日に支配下登録。同15日オリックス戦で1軍初出場。オフに再び育成契約となるも、今年7月31日に支配下復帰。今季推定年俸440万円。173センチ、73キロ。右投げ右打ち。
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