高くても売れる? ワイヤレスヘッドホン 最新の販売台数トップ3をアナリストが解説 全国の主要家電量販店・ネットショップから実売データを毎日集計しているPOSデータベース「BCNランキング」。今回は7月集計データから「ワイヤレスヘッドホン」をピックアップしてお届けする。一体どのモデルが売れたのか、最新の市場動向とともに、トップ3を確認してみよう。
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●メーカー別ではソニーが首位 中にはゲーミングヘッドセットで好調のロジクールも
7月にメーカー別のトップに立ったのは18.7%のソニーだ。そして2位にBOSE(11.4%)、3位にロジクール(9.4%)、4位にオーディオテクニカ(9.2%)、5位にハーマンインターナショナル(8.4%)がつけた。
マイク付きのヘッドセットも集計に加えている関係上、ちょっと他と毛色が異なるのはロジクール。ゲーミングブランド「Gシリーズ」の製品が販売数のほとんどを占めているのが特徴的で、音楽鑑賞というよりは、ゲームプレー用途で大きく数を伸ばしているといえるだろう。ただ、昨今では、「ヘッドセット」を標ぼうせずとも、マイク付きのものが増えてきている。
さて、次に最も販売数が多かったワイヤレスヘッドホンのトップ3も見ていこう。
第3位 ソニー「WH-1000XM6」
第3位は、ソニーのオーバーイヤー型ワイヤレスヘッドホンではフラッグシップモデルとなる「WH-1000XM6」だ。著名なサウンドエンジニアによるチューニングと専用設計ドライバーを採用するなど、高音質を追求しているのが特徴。ノイズキャンセリングプロセッサーQN3と12個のマイクを搭載し「世界最高クラス」をうたうノイズキャンセリング性能も魅力となっている。
第2位 ソニー「WH-CH520」
第2位はソニーの「WH-CH520」だ。同じソニーでも、こちらはエントリー向けモデルで、ノイキャンには非対応。低価格だが、軽量設計で最長50時間のロングバッテリーを実現しており、失われがちな高音域をCD音質相当までヘッドホン内で補完する独自開発技術「DSEE」にも対応する。
第1位 BOSE「QuietComfort Ultra Headphones(第2世代)」
1位に輝いたのはBOSEのフラッグシップモデル「QuietComfort Ultra Headphones(第二世代)」だ。Bose独自のCustomTuneテクノロジーは、装着者の耳に合わせてサウンドを最適化する機能となっており、ノイズキャンセリング機能もメーカー史上最高レベル。コンテンツ視聴に役立つシネマモードやロスレス対応の有線接続など、新機能も搭載している。
●【アナリストの視点】BOSEとソニーのラインアップの違いがポイント
今回のデータについて、BCN総研の大嶋敬太アナリストは「BOSEが人気モデルへの集中でシェアを伸ばしたのに対し、ソニーは幅広い価格帯の商品で需要を獲得している」と2社の商品展開の違いに注目。
1位となったBOSE「QuietComfort Ultra Headphones(第2世代)」は高価格帯のモデルで、金額シェアでは16.0%と圧倒的な数値だ。価格が高いながらも「ノイズキャンセリングの性能や音質、装着感、没入感などが評価され高い支持を集めた」ことが要因と考えられるという。
一方でソニーは、高価格帯の「WH-1000XM6」が上位に入る中、エントリーモデルの「WH-CH520」も好調。メーカー別シェアでは18.7%の首位となっている。この両者のラインアップの違いが、結果にも表れた形だ。