▲競馬メディアなどで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】
◆新潟記念の注目馬
この数週間、いや、この数年の間に、若手騎手における様々な問題や事件、早期引退など、残念に思う事がありすぎて心が痛むというか、重くなります。
そんな中、今週、競馬界の中で働く女性にスポットをあてた雑誌の取材を受けました。
私がデビューした当初に比べると、働く女性はもちろん、競馬ファンの女性も増え、非常に華やか&入りやすい環境へと変化。
特にウマ娘と、今村騎手のオークス制覇により注目が高くなりましたし、年々、女性の垣根が崩され良い方向に歩んでいると感じます。そんな非常に喜ばしい一方で、冒頭にあげた事象の数々。
私自身、外の世界から競馬の世界に足を踏み入れ30年以上身を置いた立場から思うことは、この事を単に若さという点や個々の問題で片づけるのではなく、今一度、サークル内全体としての在り方や、環境が与える若者への心理など、解明すべき事、改善していくべきことがあるのではないかと思います。
と言うのも私自身も騎手時代、閉鎖的な社会が作り出すルールや風潮に心が病んだ時期がありましたし、今でも疑問や疑念が拭えないことも存在します。もちろん、どの世界にもあることですが、この数年の出来事に、次世代への継承&発展という点においても、非常に重要な気がします。
皆さんは、どうお感じになられますか?
さて話題を先週の競馬に。
キーンランドCですが、パンジャタワーは心配をしていた内枠が厳しい結果となってしまった印象…。そこを外目の枠からの好スタートで競馬を作った武豊騎手の手腕が光った内容。終わってみれば、パンジャタワー+先行した2頭。しかも個人的に追い切りの動き高評価4頭の内の3頭…。にもかかわらず馬券がとれず、おバカだったと反省の夜でした。
さて今週は新潟ラストとなる新潟記念。
どの馬が先行するのか? わかりにくいメンバー構成ですが、現時点での注目は、3頭。
まずは3歳馬のロデオドライブとゾロアストロ。ロデオドライブにおいては初の2000m戦となり、折り合い面が気になるところですが、中山よりも東京の方がスムーズに映った点と鞍上に頼もしさを感じます。
一方のゾロアストロは、皐月賞は枠や流れから度外視していい1戦。広いコース&ワンターンは好材料に感じますし、何よりも追い切りの動きが抜群で春よりも動きがシャープに映ります。そしてソツのない立ちまわりとなりそうなダノンシーマは崩れないイメージ。この3頭を中心とした印とし、買い目はもう少し考えます。
それでは皆さん、また次週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。
(文=細江純子)