
最近、金利が上がったというニュースを見て、「普通預金の利息は増えているのかな?」と思い、久しぶりに通帳を確認しました。
通帳に記載されているのは「受取利子」という文字と、思っていたより少ない金額だけ。
そこでI子さんは、通常貯金や普通預金の利息がどのように計算され、いつ口座に入るのかを調べることにしました。今回は、2026年8月時点の金利も確認しながら、普通預金の利息の仕組みを紹介します。
「毎日の残高」から日割りで計算されている
普通預金の利息を理解するには、まず「どのように計算されるのか」を知ることが大切です。普通預金の利息は、一般的に毎日の最終残高をもとに、1年を365日として日割りで計算されます。|
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・毎日の最終残高×適用金利÷365日=1日分の利息
です。
これを計算期間中にわたって積み重ね、利息の入金日に口座へ組み入れられます。
ここで注意したいのが、「1000円以上の残高がある日を利息計算の対象とする」など、付利の条件が金融機関によって異なることです。
例えば、みずほ銀行では、毎日の最終残高1000円以上を対象に利息を計算します。一方、SBJ銀行は付利最低残高を1円としています。あおぞら銀行BANK支店は毎日の最終残高1000円以上について、100円単位で計算します。
つまり、「普通預金は毎日の残高から日割り計算」と覚えておけば基本は押さえられますが、細かな付利条件は銀行ごとに確認する必要があります。
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具体的な計算例
仮に100万円を金利・年0.40%で184日間、残高を変えずに預けたとします。税引き前の利息は、100万円×0.40%×184日÷365日=約2016円となります。ここで、もう1つ覚えておきたいことがあります。決算日の直前にまとまったお金を入金しても、利息は日割り計算なので、短期間では大きな利息にはなりません。まとまった資金を長く預けておくほうが、受け取る利息は増えるのです。
利息にも税金がかかる
通常貯金や普通預金の利息は「利子所得」に該当し、支払われる際に税金が源泉徴収されます。税率は、所得税・復興特別所得税15.315%と地方税5%を合わせた20.315%です。先ほどの約2016円の利息なら、税引き後は約1607円になります。つまり、銀行の表示する「年0.40%」は税引き前の利率です。実際に口座に入る利息は、税金を差し引いた金額になります。
I子さんが「金利が上がったのに、思ったより少ない」と感じたのも、利息をそのまま受け取るわけではないことが理由の1つです。
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利息はいつ入金される?最新の金利もチェック
通常貯金や普通預金の利息が口座に入る時期は、金融機関によって異なります。2026年8月26日現在の主な銀行の普通預金金利と利息の入金時期を見てみましょう。
メガバンク、ネット銀行など多くの銀行は2月・8月の年2回に利息が入るケースが多い一方、ゆうちょ銀行は4月・10月と入金時期が異なります。「いつ利息が付くのか」を知りたいときは、利用している金融機関の商品説明を確認しておきましょう。
金利が上がった今こそ、自分の口座を確認してみよう
I子さんは、通帳を見たことで、普通預金の利息は「年0.40%なら、100万円を1年間預ければ4000円そのままもらえる」という単純な仕組みではないことを知りました。毎日の残高と預けていた日数をもとに日割りで計算され、さらに20.315%の税金が差し引かれます。
また、日割り計算なので、決算日の直前だけ入金しても受け取る利息が大きく増えるわけではなく、まとまった資金を長く置いておくほうが、受取額は増えます。
金利が上がった今こそ、普段使っている口座の金利や利息の計算方法を確認し、お金の置き場所を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
(文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー))
