
石川県と富山県で大雨による被害が出たばかりの北陸で、ふたたびレベル5大雨特別警報が発表されました。福井では17もの河川が氾濫しました。
水が引いた街には、朝から片付けに追われる住民の姿がありました。
週末、記録的な大雨に見舞われた福井県。一夜明けて、厳しい暑さにさらされました。
住民
「これからどうしたらいいのかなという気持ちですけど、とりあえず今は片付けることに専念したいと思います」
「もう…いつ片付くかなという感じ」
いつ終わるかもわからない目の前の作業に住民は没頭しました。
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喜入友浩キャスター
「こちらクリーニング店ですね。炎天下の中、今も片付け作業に追われています。外には中の機材のようなものも干してありますし、総動員で今片付けをしているような状況です」
浸水した当時、店内には洗い立ての洋服が並んでいたそうです。
黒川クリーニング社 井上浩行 総務部長
「中の方まで床に泥水が入ったのと。一部ちょっと商品がお客様からお預かりしている商品がちょっと汚れてしまった。もう一回工場に引き上げて、もう一回きれいにして、お返しするための作業を今日ずっと午前中してたところ」
記者
「トラックが複数台と、その奥にある車はタイヤが完全に見えない状態になっています」
福井県内では、30日午前4時半に福井市、大野市、勝山市に一時「レベル5大雨特別警報」が発表されました。昼前には解除されましたが、24時間に降った雨の量は、勝山市や福井市美山などで観測史上最大となりました。
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氾濫した河川は17。街の景色が一変しました。
市街地が大規模に水に浸かった坂井市。車のタイヤが見えなくなるほど道路は冠水し、住民の太ももあたりまで迫りました。
31日、水が引いた街では…
喜入友浩キャスター
「土嚢がこのあたりは残されていますね。ここも乗り越えて…住宅に入ったんでしょうか」
「病院はおそらく雪を溶かすスプリンクラーでしょうか。消雪パイプで泥を流しています」
以前、この家では食堂を営んでいましたが…
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山田亮二さん
「(Q.厨房も水が入ってる?)もちろん」
厨房だった1階は水に浸かったそうです。2階から自宅の前を記録した映像には、冠水した道路をおそるおそる走る車が映っていました。
山田亮二さん
「川と一緒やなって言いながら1人で。一睡もできんかった、起きていた。(水位が)みるみるですよ」
こちらの神社も被災しました。
國神神社 武曽素行 宮司
「これ(柵)を越えてきたわけ。だからここも泥水が溜まり、それが引けた後に泥が残っていた」
当時の写真や映像には、神社に水が迫っている様子が残されていました。
武曽素行 宮司
「床に置いていたものがほとんどやられて、いま外で干してある。太鼓は下の方が濡れている」
神社は今年10月、地域にとって大切な祭りを控えていました。
武曽素行 宮司
「(祭は)皆が老いも若きも楽しみにしてる。我々はいつも通りお祭りができるよう、これから準備していかなきゃいけない」
天日で写真立てを乾かしていた女性に出会いました。
「売り物の額。乾かしてから捨てようと思って広げていた」
50年以上にわたり、親子で経営している写真店。今回の雨により1階部分が水に浸かり、およそ20年使ってきたプリンターが被害を受けました。
吉川将典さん
「欠かせないが、この辺まで浸かってしまった」
このプリンターでしか出せない色の鮮やかさや透明感があり、それを失ったことを惜しみます。
吉川昌幸さん
「地域の皆さんに愛されて続いてきたお店なので、またきれいにして、安心して幸せな記憶を残してもらえる場所になるように」
こちらも先週(27日)の記録的な大雨による影響が続いている石川県。羽咋市内では、現在も田んぼなどが広い範囲で冠水していて、県などが排水作業を進めています。
県によると、排水が完了する見通しは立っていないということです。
記者
「こちら床鍋集落へ向かう道路なんですが、ご覧の通り道路が完全に崩落しており、通行することができません」
富山県氷見市内では、土砂崩れや道路陥没の影響で現在も22世帯・31人が孤立状態となっています。
集落の住民
「どうにもならない。市から食料をもらってるが、こっちもまだ欲しいものがある」
県は大型の重機による土砂の撤去作業を進めています。
