
「お客様は神様」という言葉を履き違え、理不尽なクレームを入れる人は意外といる。そこで会社が従業員を守ってくれるならまだいいが、残念ながらそうならないことも。
投稿を寄せた埼玉県の40代男性は、かつて紳士服販売店で働いていた時の出来事を明かした。ある日、40歳くらいの男性が、よれよれのシャツをもって来店したという。(文:金森マリ乃)
その客は、
「これ、2年くらい前に買ったんだけど、縮んできて小さくなったから交換して」
と言ってカウンターにシャツを投げつけてきた。
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「お前、いい度胸してるじゃねぇか。交換しろって客が言ってんだから交換しろよ!」
その客は、
「これ、2年くらい前に買ったんだけど、縮んできて小さくなったから交換して」
と言ってカウンターにシャツを投げつけてきた。使い込んだシャツを手に取ると、襟タグの商品ブランドは自社のものではなく、会員カードも持っていない状態だったという。
「会員証もレシートもないですし、そもそもこのブランドは当社の取り扱いではございませんのお受けできません」
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と「一応お客様ですので丁寧にお断りした」というが、客は激昂。
「お前、いい度胸してるじゃねぇか。交換しろって客が言ってんだから交換しろよ!」
と大声で凄まれた。
男性が拒否し断り続けると、客は胸のネームバッジをにらみつけ、「〇〇だな。名前覚えたぞ。覚悟しとけよ!」と言い残して退店したそうだ。店長にも報告し、それで終わったかと思われたが、数日後に本社営業部から連絡が入った。
「あれだけ怒らせるのはお前の対応にも問題があったに違いない」
客から返品交換を断られたと、名指しでクレームが入ったということだった。男性は、営業部長に事情を話したものの、
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「そうは言っても、あれだけ怒らせるのはお前の対応にも問題があったに違いない。お客様は神様だからな」
と、始末書提出を命じられたという。
店長もかばいきれなかったのか謝られたが、男性は泣く泣く始末書を書いて提出したという。
「『お客様は神様』この言葉は従業員側からお客様へ感謝を込めた言葉であって、お客様側からいうものではありません」
後輩からも同情された男性はこう言った。
「もし仮にそういうのなら、神様にもいろいろ種類があって、貧乏神もいれば疫病神もいる」
そもそも、別の会社の商品を持ってきたその客は、客ですらなかったのだが、男性にとっては災難な出来事だった。
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