「30代と結婚したい」55歳の漫画家は結婚できるのか?北海道での「ガチ婚活」に密着

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2026年09月01日 09:20  日刊SPA!

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オフ会参加者とドラゴン氏のショット。東京では2か月に一度のペースで開催していたが、札幌では今回が2度目。やり方次第では貴重な出会いの場になりそうな気もするが……
55歳、独身、漫画家。理想は「30代・巨乳」――。東京での婚活がさっぱりな小田原ドラゴン氏は、北海道との二拠点生活を始めた。オフ会で見えた素顔と結婚相談所のリアル査定から、その婚活の現在地に迫る。
◆55歳、北海道婚活で挽回できるのか!?

LINEで婚約破棄を告げられてから2年──。結婚を諦めきれず、自身の婚活に挑む様子を描いた連載を続ける漫画家・小田原ドラゴン氏。御年55歳、新たな舞台に選んだのは北海道だった。

そこで今回、移住1か月後の現況をライターが直撃。北海道での婚活に密着した。

「住み始めたのは今年の6月。暑いのが嫌で、東京の自宅は残したまま、夏季だけでも涼しい場所で暮らそうと思って」

そう爽やかに話すが、氏はこれまでの連載で「北海道の女性は東京より初心でいける気がする」「北海道は巨乳が多い」などと失礼極まりない発言を冗談半分、本気半分で語っていた。そんななか、7月某日に札幌市内で移住後初のオフ会を開催すると聞き、地元のファンに交じって記者も参加することに。参加者は婚活目的ではなく、あくまでファンだが、なぜ彼らはこの男に惹かれるのだろうか?

「画のタッチが好き」「実体験をもとにした話が多い」といった作風への支持に加え、「自由人らしいところ」や「飄々とした佇まい」など、ファンから魅力が飛び交う。それを聞いて気分をよくしたのか、話題が単行本のテーマである婚活に移ると、氏の口からは連載では語られなかった秘話が次々と飛び出すリップサービスぶり。オフ会の終盤には、女性陣から「先生は若く見えるし、結婚のチャンスは絶対ある」と励まされ、ドラゴン氏は嬉しそうな様子であった。

オフ会が大いに盛り上がった一方で、肝心の北海道での婚活にチャンスはあるのか?

◆地方と東京のギャップ?北海道の婚活事情

そこで、北海道における婚活事情と成婚に繋がるヒントを得ようと、札幌の結婚相談所「mitta」代表で婚活カウンセラーの竹ケ原有紀氏をドラゴン氏とともに訪ねた。

まず、竹ケ原氏が指摘するのは、首都圏と北海道における「会員の年齢層と婚活意識」の大きな違いだ。

「首都圏の相談所は20〜30代前半の若い女性も多く、ハイスペックな男性を求めて先行投資感覚で入会されるケースが珍しくありません。しかし北海道では無料のマッチングアプリで相手を探す人が多く、有料の相談所に集まるのは30代後半〜40代の会員さんがメインで、男性だと50代以上の方も少なくありません」

これには地域の平均所得も大きく関係しているという。札幌市内の30・40代男性は、年収300万〜400万円台が多いらしく、そのため、女性側も「年収1000万円超」や「士業や医師」といった極端な高スペックを求める人は少なく、リストの中にある男性から選ぼうとする。一方、譲れない条件として浮上するのが「札幌圏から出たくない」という地元志向だという。

「北海道では道内各地に住む女性の多くが札幌を目指します。そして、住み心地のいい札幌周辺から離れるのを嫌がる傾向が顕著です。そのため、道東や道北などの地方都市に住む男性は苦戦を強いられ、仮に1次産業でかなり稼いでいる農漁村の男性でも避けられてしまうことが多いんです」

“札幌ブランド”の重要性を説かれた苫小牧市在住のドラゴン氏だが、「札幌は除雪作業が大変そうで住むのは……」とどこ吹く風。当事者としての危機感がない発言に、竹ケ原氏も驚いた様子であった。

◆やり方次第では55歳に勝機アリ!

話題はドラゴン氏の婚活へ移る。55歳独身で職業は漫画家、おまけに希望する条件が「30代の巨乳」。素人目には「現実を見なさい」と言われそうなスペックと条件だが、プロはどう見るのか。

「正直に申し上げますと、50代男性が30代女性を狙うのは、非常に成功率が低いです。女性からすると、子どもが成人する前に父親が70代を迎え、将来の経済的・体力的リスクを考えてしまうからです」

やはり厳しいのか……と落胆しかけるが、竹ケ原氏は「やり方次第でチャンスは一気に広がる」と続ける。

「ドラゴン先生の場合、清潔感があり、漫画家としての知名度という強みがあります。何より、相談所での3か月の活動で5人とお見合いし、1人と仮交際に進んだ実績は凄いです」(単行本参照)

これにはドラゴン氏も「でしょ?」と言わんばかりに、鼻をふくらませていた。

◆成婚の可能性を高める「3つのポイント」

竹ケ原氏曰く、ドラゴン氏の成婚の可能性を高めるポイントは大きく3つ。

1つ目は、希望年齢を「同年代〜5歳下(または45歳前後)」に絞ることだという。

「40代半ばになると『出産を希望せず、人生を共に歩むパートナーが欲しい』と考える女性が増えます。この層なら年の差の不安も和らぎ、成婚の可能性が高まります」

2つ目は、「共通の趣味」や「ファン層」を軸にすること。

「ドラゴン先生は車中泊やキャンプなどのアウトドア、そして犬がお好きですよね。共通の趣味や話題があるカップルは、年齢差をはね返して決まるケースが多いです」

3つ目は、「二拠点生活」や「オンラインお見合い」の活用だ。相談所のネットワークを使えば、全国の女性とオンラインお見合いができる。自身のライフスタイルを受け入れてくれる自立した女性をターゲットにすれば、対象となる女性が増えるからだという。

プロからの「ファンとの結婚」という提案には食い気味に反応し、「ならば、女性向けに作品を描けばいいのか? 北海道だし、かわいい小鳥の『シマエナガ』の作品を描こう!」と、作風の方向転換まで口にしたドラゴン氏。

ただ、取材後には「今の自由な独身生活は楽しくて、結婚で失うと思うと、モチベーションが下がるんですよね」と身も蓋もない本音をポツリ……。やっぱりこの人、まだまだ嫁は見つからなそうです。

【小田原ドラゴン氏】
1970年生まれ。兵庫県出身。漫画家として活動するかたわら、イベント出演やネットラジオ配信などの活動も行う。小誌で連載中のノンフィクション婚活マンガ『今日も嫁が見つからない。』の1巻が発売中

【mitta代表 結婚カウンセラー・竹ケ原有紀氏】
15年間舞台を中心に芸能活動を続け、結婚を機に札幌へ。人と人を繋げることが好きで結婚相談所を設立。自身の経験を生かした自分磨きから、シニアや代理婚活まで全力でサポートする

取材・文/高島昌俊 協力/mitta

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