ファストネットワーク(撮影:高橋正和) 香港のファストネットワーク(Fast Network、セ6、香港・C.イプ厩舎)が、セントウルステークス(3歳上・GII・芝1200m)でレース史上初の外国馬Vを狙う。
ファストネットワークは父Wrote、母Alberta、母の父Magic Albertの血統。父はサドラーズウェルズ(Sadler's Wells)系のハイチャパラル(High Chaparral)の産駒で、11年のBCジュベナイルターフの勝ち馬だ。
通算成績は20戦7勝。25年のナショナルデーCで重賞初制覇。香港スプリントではカーインライジング(Ka Ying Rising)の3着に健闘し、日本のサトノレーヴやウインカーネリアンに先着した。さらに今年もセンテナリースプリントCで3着、チェアマンズスプリントプライズで4着とG1で善戦を続けている。香港スプリント界には歴史的名馬カーインライジングがいるので、勝利になかなか手が届いていないが、第二集団の一角を占める馬であることは間違いない。今回は地元・シャティン以外では初の競馬となるが、体調が整ってさえいれば好勝負になるはずだ。
これまでセントウルSに参戦した外国馬は延べ4頭いる。06年のテイクオーバーターゲット(Takeover Target)が2着、10年のグリーンバーディー(Green Birdie)が2着、11年のラッキーナイン(Lucky Nine)が2着、グリーンバーディーが4位入線14着降着。錚々たるメンツが参戦しながら、勝利に手が届いていない。ファストネットワークはレース史に新たな1ぺージを刻み、スプリンターズSの主役候補に名乗りを上げることができるか。その走りから目が離せない。