実は逆効果で臭くなる!? してはいけない口臭対策。歯科医が教える正しいケアのポイント

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2026年09月02日 20:51  All About

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【歯科医が解説】歯磨きやガムでケアしていれば口臭は防げると思っていませんか? 実は原因は口の中だけとは限らず、よかれと思った対策が逆効果になることもあります。口臭の原因と正しい対策法を解説します。(※画像:Shutterstock.com)

Q. 口臭対策が逆効果に……? 効果的な改善法を知りたいです

「口臭を消すいい方法はないでしょうか? ガムを噛んだり、臭いの強いものを食べた後は牛乳を飲んだりしてケアしているのですが、改善していないようで気になります。効果的な口臭ケアの方法があれば教えてください」

A. 口臭は原因によって対策が異なります。正しく見分けてケアしましょう

口臭の原因は大きく分けて、口の中に原因がある場合と、口より奥に原因がある場合の2つに分けられます。

口の中では、歯に付着したプラークによって歯ぐきが細菌感染を起こし、炎症や出血が生じることで臭いが強くなることがあります。また、虫歯の穴や歯と歯の間に挟まった食べカスは、タンパク質として細菌によって分解・腐敗し、強い臭いのもとになります。

舌の表面に白く見える舌苔(ぜったい)も原因のひとつで、これは体調を示すバロメーターともいわれ、体調が整えば自然と減っていきます。

「胃から嫌な臭いが上がってきているのでは」と気になるかたも多いのですが、胃の入り口には弁があり、げっぷをしない限り胃の臭いが口まで上がってくることはありません。一方で、ニンニクやアルコールなどの飲食物を摂取すると、腸で吸収された成分が血液中に取り込まれ、肺でのガス交換を通じて息として排出されることがあります。

さらに、糖尿病では甘酸っぱい独特の臭い、肝疾患ではアンモニア臭が強まり、気管支の病気ではタンパク質が腐敗したような臭いが出ることもあるため、口臭が続く場合は体調のサインとして注意しておきたいところです。

口臭を消そうとしてよかれと思って行っている対策の中には、実は逆効果になるものもあります。

たとえば「臭いの強い食べ物を食べたあとは牛乳を飲めば消せる」という話もよく知られていますが、これは食材そのものを牛乳に浸す場合の話です。食べたあとに飲むのとは仕組みが異なります。日本人の多くは乳製品を体内で完全に分解しきれず、メタンガスが発生する可能性もあります。その場合は口臭がさらにひどくなることもあるので、自己流の対策をやみくもに試すのは注意した方がよいでしょう。

効果的な口臭ケアの方法は、以下の通りです。原因にあわせて適切なケアを取り入れていきましょう。

・水やお茶をこまめに飲んで唾液の分泌を促し、臭いの原因となる粒子を洗い流す
・香りのタブレットやシート、ガムで一時的に清涼感を与える
・歯磨き後にマウスウォッシュを使う
・ブラッシングでプラークを減らし、歯ぐきの炎症を防ぐ
・舌クリーナーで舌苔を落とす
・体の内側からの臭いには、飲むタイプの口臭予防カプセルやサプリメントを取り入れる
・臭いの強い食べ物をとったあとは、りんごなど固形の食品を食べると臭いが軽減されることがある

口臭の原因は一つではないため、自分がどのタイプに当てはまるかを見極め、それに合ったケアを組み合わせることが大切です。特定の方法に頼りきらず、体調の変化にも目を向けながら、無理なく口臭対策を続けていきましょう。

丸山 和弘プロフィール

1995年より臨床一筋の現役歯科医師。歯科大学卒業後、仙台市東邦歯科診療所を経て地域密着型の歯科医師に。小さな子どもの虫歯予防から歯のホワイトニング、お年寄りの入れ歯の相談まで、数多くの症例と日々向き合いながら、虫歯、親知らず、口内炎、歯周病など、歯の健康を守るための情報を数多く発信している。
(文:丸山 和弘(歯科医))

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