
普通預金の落とし穴を考えてみよう
普通預金は、いつでも気軽に引き出せるのが最大のメリットです。ただ、そのメリットが落とし穴になってしまうこともあります。その理由は、普通預金という特性上、自由にお金を引き出せるため、気付いたら生活防衛費の分まで使ってしまった、ということになりかねないからです。
普通預金で管理するなら、生活費を出し入れする口座とは別に普通預金口座を用意し、その口座に入金しておくのも1つの方法です。
とはいえ、普通預金より金利の高い金融商品がある場合には、すぐに使う予定のないお金まで普通預金に置いておく必要があるのか、考えてみてもよいでしょう。
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普通預金の金利と定期預金の金利を比較しよう
今は金利が上昇傾向にあるため、普通預金と定期預金の金利にも差が出ている金融機関があります。定期預金は普通預金と比べると引き出すときの手続きなどが必要になりますが、中途解約することもできます。
すぐに使う予定がないお金で、普通預金より定期預金の金利が高いのであれば、一部を定期預金に預け替えることを検討してもよいでしょう。
ただし、定期預金は中途解約をした場合、当初の金利ではなく所定の中途解約利率が適用されます。近いうちに使う可能性があるお金は、普通預金の別口座で管理しておくのもよいでしょう。
個人向け国債も預け替え先の選択肢
普通預金や定期預金と同様に、元本割れのリスクを抑えながら運用できる金融商品の1つが「個人向け国債」です。|
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一方、2026年8月募集の個人向け国債の金利は、固定3年が年1.71%、固定5年が年2.06%、変動10年の初回適用利率が年1.87%です。
いずれも税引き前の金利ですが、例えば100万円の場合、年0.4%なら1年間の税引き前利子は4000円です。固定5年を年2.06%で100万円購入した場合、1年間に受け取る税引き前利子の合計は2万600円となり、その差は1万6600円です。
このように金利だけを比較すると差がありますが、生活防衛費は必要なときに使えることも重要です。すぐに使う予定がない資金であれば、一部を個人向け国債で運用することを検討してもよいでしょう。
なお、個人向け国債は原則として発行から1年を経過すれば、1万円単位で中途換金できます。1年以内に使う可能性があるお金は、普通預金などですぐに使える状態にしておくことが大切です。
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金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
(文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー))

