【バレー】西田有志「良くはなってない」右足負傷抱えながらも最多16得点 雄たけび、豪州撃破

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2026年09月08日 23:04  日刊スポーツ

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日本対オーストラリア 第1セット、得点を決め歓喜する西田有志(撮影・林敢治)

<買取大吉 アジア男子バレーボール選手権福岡2026:日本3−0オーストラリア>◇8日◇1次リーグA組◇北九州市立総合体育館


世界ランキング6位の日本が、同40位オーストラリアを3−0で下し、1次リーグ(L)3戦全勝でA組1位通過を決めた。左のエース西田有志(26=大阪B)がチーム最多の16得点を挙げ、気迫のプレーで鼓舞した。11日の準々決勝のカードを決める1次Lの全体順位は9日に行われるイラン−中国戦などの結果を受けて確定するが、上位で決勝トーナメントに進む可能性が上昇。28年ロサンゼルス五輪の出場権獲得へ前進した。


   ◇   ◇   ◇


西田の気迫がコートを支配した。第1セット(S)には強烈なサービスエースで流れを引き寄せると、第2Sは軟打やバックアタックで得点。第3Sも強打を連発し、劣勢の終盤にはブロックを打ち抜いて同点に戻した。要所でチームを救うプレーだけでなく、雄たけびを上げて何度も仲間を鼓舞。リベロを除く先発6人全員が2メートルを超える相手にも「常に自分が優位に立っているというメンタリティー」と一歩も引かず、ストレートの完勝に導いた。


状態は万全ではなかった。4日のオマーン戦の第4S途中、着地の際に右足を負傷して交代。「良くはなってない」とこの日もサポーターを着けてプレーしたが「痛みはあるが、やめるほどではない」とチームのために力を尽くした。


昨年は代表活動を休養した。18歳から日の丸を背負い、24年パリ五輪ではチーム最多の81得点。走り続けてきた心身と向き合い「1年後にチームの力になれるように準備する期間」と決断した。「正しかったのかという葛藤が常にある」と不安も抱えながら、週6日でトレーニングを継続。専門トレーナーを招き、フィジカルを鍛え直して、戦いの舞台へ戻ってきた。


その視線は、先へ先へと向いている。目指すは早期切符獲得で、ロスを優位に戦うこと。「この大会に向けてやってきたわけではない。さらに良いものにできるように、またコンディションを整えてやっていきたい」と言い切った。準々決勝からは負ければ終わり。「あと3戦。まず勝って、五輪を決めたい」。ブランクも痛みも言い訳にせず、勝利だけを求めて左腕を振り抜く。【勝部晃多】

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