
自分には何もない気がする……。そんな感覚に襲われたことはありますか? 容姿、学歴、収入、人間関係。他人と比較しやすい時代だからこそ、「自分は恵まれていない」と感じやすいのかもしれません。
『外見も頭も悪くて、おまけに貧乏。そんな人生、ハードモードすぎるよね? 何十年もそのスペックで生きるとか、どんな罰ゲームよ』「何を幸せと感じて生きればいいのか」と投稿者さん。この切実な投稿に、ママたちからコメントが寄せられました。
報われないと思うこと、あるよね
まずあったのは、「努力しても報われない」と感じた経験に共感する声でした。
『努力が報われる人は恵まれている。報われない人だってたくさんいる』
『世のなかには、陽の当たらない役回りの人もいる』頑張れば必ず成功する、努力すれば幸せになれる……。そうした価値観に苦しくなる人もいるのでしょう。現実には、生まれもった環境や能力によってスタート地点が違うと感じる場面もあるかもしれません。
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外からは幸せに見えたとしても……
「外から見える幸せが、本当の幸せとは限らない」という意見もありました。
『知り合いに、見た目も頭も良くて裕福だけれど、心に闇を抱えている人がいる。彼女は幸せそうではないけれど、頑張って生きている』
『何不自由なさそうに見えても、本当のところはわからない』他人の人生は、どうしても“良い部分”だけが目につきがちです。しかし実際には、誰もが何かしらの悩みや苦しさを抱えているのかもしれません。「顔だけで生きてきた」というママからのコメントもありました。
『私は顔だけで生きてきたけど、持病もあるし貧乏だよ。それでも何とか生きていれば、思いがけない良いことが起きるよ』一見すると恵まれているように見える人でも、別の悩みを抱えていることもあるのでしょう。順調に生きてきた人のほうが少ないのかもしれません。
「幸せ」は意外と身近にある?
一方で、「幸せの基準を変えてみては」というコメントも目立ちました。
『それなりに生活して生きていければいい。平凡が一番難しい』
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『健康なだけでも幸せなことだよ』
『熱を出して寝込むと、普通に動ける日のありがたさがわかる。何でもできるって最高だよ』普段は当たり前すぎて意識しない「家」や「健康」が、実は大きな幸せなのではないでしょうか。さらに、投稿者さん自身が“人生をハードモード”と決めつけすぎているのでは、という声もありました。
『人生をハードモードにしているのは自分自身なのかも。その人生をどう歩むかは本人次第』もちろん、努力だけでどうにもならないことはあります。しかし、「どうせムリ」と決めつけてしまうと、自分で可能性を閉ざしてしまう場合もあるのでしょう。
努力で変えられる部分もある
ママたちは、「変えられないものばかりではない」と力強く言います。
『頭が悪いと言っても、自分なりの得意なことはあると思う』
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『年齢を重ねるほど、努力や清潔感が外見に表れる』
『どんな美人でも何もしなければ老けるし、もともと地味でも努力で綺麗になる人はいる』とくに「清潔感」は繰り返し挙げられていました。生まれもった顔立ちよりも、身だしなみや表情、人との接し方のほうが印象を左右するのかもしれません。また、「笑顔」や「感謝の気持ち」の大切さを語る声もありました。
『人へのリスペクトを忘れず、感謝を素直に言える人には幸せが寄ってくると思う』
『大事なのは笑顔』
『それらに負けず、ニコニコして周りに優しく正しく生きていたら、人間関係には恵まれると思う』経済力や容姿だけではなく、人間関係の豊かさを“幸せ”と感じるママは少なくないようです。丁寧に人と接していれば、心地よい関係が生まれるのではないでしょうか。
「何もない人生」ではないのかもしれない
今回の投稿には、「自分は恵まれていない」という強い絶望感がにじんでいました。しかしコメントを見ていくと、ママたちが“比較する苦しさ”を経験しながら、それでも何とか折り合いをつけて生きていることがわかります。努力だけでは変えられない現実もあるかもしれません。それでも、「外見」「頭の良さ」「お金」だけが人生の価値を決めるわけではないのでしょう。
『身近にある幸せに気がついてない人もいるよね』
『屋根のあるところで過ごせて、今日のご飯に困らなくて、スマホを見られるのなら、幸せな部類よ』屋根のある場所で眠れること、今日の食事に困らないこと、笑い合える人がいること。何気ない日常を「幸せ」と思えるかどうかで、見える景色は少し変わるのかもしれません。幸せは、人と比べて勝ち取るものではなく、自分なりに見つけていくもの……。その力をつけることが、幸せへの第一歩なのではないでしょうか。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・天城ヨリ子
