
労働環境が極悪だと、無断欠勤してでも休息を取りたくなることもあるだろう。投稿を寄せた埼玉県の50代女性は、高校卒業後、田舎の街にあった同族経営の洋服屋に就職した時の事を振り返った。
手取り11万のうち2万は新作商品のノルマ購入で消えた。労働時間もひどいものだった。
「休みはお店が休みになる元旦のみ1日休み。あとは、年2回程度半日休みがあるだけ。朝9時くらいに店に行き、掃除を始め、夜は7時閉店後、片付けをして 7時半にやっと退社。タイムカードも有給もボーナスもない。退社後も 社長の私用で働かされることも ざらにありました」
職場では最年少のせいかバカにされ、家では家族から早く辞めろと怒られる毎日。上司が怖くて言い出せずストレスがピークに達したある日、女性は仕事に行けなくなった。(文:法田ひまり)
「どこに行きたい……?」→「海に行きたい」
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出勤途中に我慢できず耐えきれなくなった女性は、友達に電話をかけてこう言った。
「もう 無理……」
すると、当時女性の状況をよく知っていた友達が車で迎えに来た。車で泣き始めた女性に「どこに行きたい……?」と聞いてくれたため「海に行きたい」と言うと、友達は当時仲良かった別の友人にも連絡し、3人で近くの海までドライブへ行ったという。
ドライブは相当楽しかったようで、女性は当時の思いを明かしている。
「就職してから一度も友達と海に行くことなんて出来なかった。休みらしい休みなんて、本当になかった。嬉しくて楽しくて3人でずっと車から流れる音楽に合わせ、笑いながら歌を歌い、海はシーズンではなかったのでほとんど人がいなくて 3人貸切で、靴を脱いで 裸足で追いかけっこ。本当に本当に楽しかったです……。帰りの車でも また みんなで 当時 流行った歌を大合唱しながら地元に帰り」
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「このままだと訴える、とすごい剣幕で言われた」
しかし、無断欠勤の代償はすぐにやってきた。家に連絡すると母親からこう告げられたという。
「店から狂ったように電話が来ていて、このままだと訴える、とすごい剣幕で言われたとオロオロした母に言われました」
女性が店の鍵のスペアを持ったまま無断欠勤したためだ。店にも無断欠勤を謝罪し、「こんな無責任なことをしたので首にしてください」と伝えた。しかし女性は売り上げが良かったため、退職にもならず、結局店が倒産するまで働いていたという。女性は最後に自身の思いを綴っている。
「若かったとはいえ 私もかなり無責任なことをしてしまったと思いますが、それでも就職してから昼間に友達とドライブ出来る時間もなかったので、今でもその日のことはまったく後悔してません!」
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