
インフルエンザが、今年は“異例”の早さで流行入りしています。例年より、ワクチンの定期接種を前倒しする動きも出ています。
【写真で見る】インフルエンザの感染者数の推移 8月17日の週に流行入り
「爆発的に増えた」相次ぐ学級閉鎖 インフルエンザの感染拡大今、学校現場では異例の事態が起きています。
記者
「福島市の小学校では通常この時間帯は授業が行われていますが、子どもたちの姿はありません。学級閉鎖となり、先生によるオンライン授業が行われています」
福島第三小学校の5年生のクラスでは6人の児童がインフルエンザに感染し、9日から学級閉鎖となりました。
福島第三小学校 紺野純 教頭
「職員でも気をつけて見ていこうと言っていたところですが、今週に入って昨日あたりから連絡がたくさん入るようになり、今週爆発的に増えた印象」
こうしたインフルエンザによる学級閉鎖が今、全国で相次いでいます。
東京・北区のいとう王子神谷内科外科クリニック。39度近い熱があり、受診していたのは小学6年生の女の子です。
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医師
「インフルエンザやコロナがちらほら、特にインフルエンザがちょっと増えてるので、検査やってみましょうか?」
検査の結果、インフルエンザA型の陽性が確認されました。
医師「毎年ワクチンは打ってますか?」
母「打ってます」
医師「今年もそのうち打つところだったんだ。ちょっと今年は早すぎましたね、流行が」
一般的にインフルエンザワクチンの効果は、接種から約4か月持続するとされています。
昨シーズンのワクチンの効果は切れていて、また今シーズンはワクチンを打つ前のタイミングだったため、感染してしまうケースが相次いでいます。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長
「いつもだったらインフルエンザのワクチンを打っていって、かかってもそんなに重くならなかった人も、今年はワクチンを打つ前にかかっていて、より症状が重く出る。高い熱がより高く出るとか、頭痛が激しいとか」
インフルエンザは、異例の早さで広まっています。
厚生労働省によりますと、8月24日からの1週間の感染者数は、1医療機関当たり1.76人で、10週連続で増加。また、流行の目安となる1を超えたのは8月17日の週で、過去2番目に早い流行入りとなりました。
例年、冬に猛威を振るうインフルエンザですが、なぜ今広がっているのでしょうか。
伊藤医師によりますと、インバウンドの増加に加え、猛暑による免疫力の低下や換気不足などが考えられるということです。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長
「もはやインフルエンザは冬だけの病気ではなく、夏にも流行するという備えが重要になってきているのではないか。ワクチンもお薬も検査キットも夏に流行って、急激に発注が増えるということをみんなが理解して準備してないと」
インフルエンザの流行が例年より早まっていることを受け、ワクチンの定期接種を前倒しする動きも出ています。
東京都・品川区や港区などでは、例年10月1日から実施していた高齢者などを対象とした予防接種を9月24日から実施するとしています。
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藤森祥平キャスター:
インフルエンザは被災地・熊本県でも感染が拡大していて、熊本市内では2つの小学校が学級閉鎖となっています。
避難所などの集団生活をする場所では感染対策が難しく、流行しやすいといわれていますが、熊本県では9日午後2時時点で1808人が避難生活を続けています。
トラウデン直美さん:
ただでさえ避難所生活で不安やストレスがあり、抵抗力も落ちているでしょうから、より一層注意してほしいです。
藤森祥平キャスター:
2016年の熊本地震の際は、災害関連死のうち約4割が地震から1か月以上が経ってから亡くなっているということです。
7月の地震から1か月以上が経ち、心身の疲労や不安が重なっている中で、免疫力はなかなか上がってきませんよね。
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