マリアイリダータ(撮影:下野雄規) 今週の土曜日は、阪神競馬場でチャレンジカップ(GIII・芝2000m)が行われます。
チャレンジCは第3回から主に阪神芝2000mで開催されている重賞です。12年から16年は阪神芝1800mが舞台となりましたが、17年以降のチャレンジCは阪神競馬場がリフレッシュ工事に入った24年以外は再び阪神芝2000mで開催されています。
過去10年のチャレンジCでは距離に違いのあるデータになってしまうため、ここでは10年以降の阪神芝2000mで開催されたチャレンジC(前名称の朝日チャレンジCを含む計10レース)を対象にレース傾向を紐解いていきたいと思います。
データ対象のチャレンジCでの顕著な傾向として、前走で中央4場(東京、中山、京都、阪神)に出走していた馬に良績が集中している点です。データ対象のチャレンジCで3着以内に入った30頭のうち、21頭が前走で中央4場に出走。前走がローカルだった馬で好走したのは9頭のみとなっています。
データ対象のチャレンジCは中央4場の一つである阪神が舞台。中央4場はローカルと比べるとメンバーレベルが高くなる傾向にあります。メンバーレベルが違えば、レースペースにも違いがでてきます。前走でローカルの競馬に使われていた馬は、様々な違いに対応しなければいけないことが足かせとなり、苦戦しているのかもしれません。
近年のチャレンジCの傾向を踏まえると、今年も前走で中央4場のレースを経験していた馬を中心に見るのもいいかもしれません。
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走福島に出走
[0-0-0-14]複勝率0%
該当馬: カラマティアノス、センツブラッド、マリアイリダータ
※特に言及のない限り、データは10年以降の阪神芝2000mで開催されたチャレンジC(前名称の朝日チャレンジCを含む計10レース)を対象にしています。
上位人気が予想されるマリアイリダータが該当しました。
データ対象のチャレンジCで、前走が福島だった馬はすべて馬券圏外と厳しい結果になっています。福島は阪神と同じ右回りですが、レースのペースには大きな違いがあり、前走で福島を使われていた馬はその時の経験を生かせないことが苦戦している要因と言えそうです。また、福島はローカル開催の中でもレースレベルが低いことも、好走馬が出ていない理由なのかもしれません。
該当馬に挙げたマリアイリダータの前走は福島の3勝クラス。今回は中央場所に変わるハンデだけでなく、3勝クラスから重賞と一気にレベルが上がることも懸念材料のひとつです。しかも、本馬は今回が重賞初挑戦。重賞はタフなペースになることも珍しくありませんし、重賞でのレース経験がないということも大きなマイナス材料になりそうです。
前走はレコード勝ちしている本馬ですが、そのレースで2着から4着に入った馬は次走で5着以下に敗れています。この結果から前走は相手に恵まれた可能性がありそうですし、前走の結果を鵜呑みにしづらい印象があります。
今回は関東から関西への長距離輸送も初めてになりますし、克服しなければならない課題を多く抱えている馬と言えます。人気を裏切るシーンがあっても全く驚けないですし、リスクの高さを考慮すると、積極的に買うほどの馬ではないように思います。ここはマリアイリダータの評価を下げた馬券で勝負するのが得策になるのではないでしょうか。
重賞レースの参考に、是非お役立てください。