画像提供:マイナビニュース株価が大きく下がると、「ここまで安くなったなら、そろそろ買い時では?」と考えたくなるもの。しかし、下落がどこで止まるのかを見極めるのは、プロでも簡単ではありません。投資初心者が避けたい「落ちてくるナイフ」とは何なのか、株価のトレンドや出来高を見るポイントとともに解説します。
『17人の「億り人」を生み出した投資家が教える 投資初心者が「最初の100日」でやるべきこと』(DUKE。/クロスメディア・パブリッシング)から抜粋してご紹介します。
○初心者は絶対に「落ちてくるナイフ」をつかまないこと
株価が移動平均線(一定期間の株価の「終値」を平均し、それを滑らかな線で結んでグラフ化したもの)の下にあり、右肩下がりで下落し続けているとき。「だいぶ安くなったし、そろそろ底だろう」と自分勝手に予想して買いに向かう手法を、「ボトムフィッシング(底値買い)」や「逆張り」、すでに自分で保有している銘柄の場合は「ナンピン買い」と呼びます。
投資の世界には「落ちてくるナイフはつかむな」という有名な格言がありますが、まさにこれのことです。
こうした手法には、致命的なデメリットがあります。いつトレンドが反転して底を打つのか、誰にも(プロにすら)わからないからです。大きなストレスと不安を抱えながら、さらに拡大するかもしれない含み損に長期間にわたって耐えなければならず、精神衛生上でも非常に悪いうえに、大切な資金が長期間にわたって拘束されるため、投資において最も貴重な「時間」を犠牲にすることになります。
ボトムフィッシングは、熟練のプロにとっても非常に難易度の高い手法。初心者の方には絶対に推奨しません。
初心者が勝つための鉄則は、「移動平均線が右肩上がりで、かつ株価が移動平均線の上にある『需給の良い銘柄』だけを選ぶこと」です。
すでにできあがっている上昇気流に素直に乗っていく「トレンドフォロー」のほうが、精神的にも圧倒的に楽であり、相対的に簡単で成功確率の高い手法なのです。
○相場の熱量と「嘘」を見抜くツール「出来高」
チャートの下部には、棒グラフがズラリと並んで表示されているエリアがあります。これを「出来高」と呼びます。出来高とは、その期間中に成立した「売買の株数(量)」のことです。
出来高を見るうえで最も重要なポイントは、出来高が「価格変動のエネルギー(熱量)」を示しているということです。
出来高が多い日は、普段よりも多くの市場参加者が活発に売買したことを意味します。
注目度が高まり、いつもよりも大勢の投資家が合意して決まった価格であるため、その株価の動きには「相対的に高い信頼性」があります。
反対に出来高が少ない日は、市場参加者があまり売買しておらず、注目度が低い状態。
一部の少ない投資家だけが合意した価格であるため、信頼性は相対的に低くなります。夜間の私設取引システム(PTS)で、100株だけ売買が成立して株価が急騰している例などは、まさに信頼性に劣る代表例です。
○『17人の「億り人」を生み出した投資家が教える 投資初心者が「最初の100日」でやるべきこと』(DUKE。/クロスメディア・パブリッシング)
著者の投資法は、米国の著名投資家ウィリアム・オニールの投資法をベースに、マーク・ミネルヴィニ、ニコラス・ダーバスなど、多くの投資家の投資法のエッセンスを盛り込み、独自にアレンジしたもの。そして、著者の主宰する投資塾では、この7年間で実に17人もの「億り人」を生んできました。その投資法とは、チャートを利用して成長株を探し出し、会社の「ビッグチェンジ」の波に乗りつつ、同時に「リスク管理」を鉄壁にしていくというものです。本書では、著者のこの方法だけではなく、その他の投資法にも応用できるような「初心者にぜひ身着けてほしい基礎的な考え方」の部分に絞り込んで、そのエッセンスを徹底解説していきます。また「読者特典」として、初心者の方が実際の投資活動の中で使える便利なツールも提供します。本書は、初心者の方が、初めての航海でも迷わないための「羅針盤」としてお役に立てる一冊です。また、すでに投資をやったことがある方でも、あらためてこの本で大事な基礎をおさらいできます。あなたも本書をきっかけに、ぜひ「経済的自由」を得るための一歩を踏み出してください。